22/12/17 20:20:08.41 EhW0UvWQ.net
>>844
つづき
3)補足すると、既約で可解な5次方程式のガロア群は、
”方程式の群は位数20の線形群になる”の部分で
細かく書くと、位数20のフロベニウス群F20⊃位数10の二面体群D5⊃位数5の巡回群C5
(念のため書き直すが F20⊃D5⊃C5)
この順に正規部分群の列を成す(可解列でもある)
4)対応する拡大体は、基礎体をQ(ζ)(=1のべき根が必要なだけ添加されているQの拡大体)
で、Q(ζ)(√a)⊂Q(ζ)(√a)(√b)⊂Q(ζ)(√a)(√b)(c^1/5)となる
(注:Q(ζ)(√a)(√b)(c^1/5)は、Q(ζ)に順に(√a)と(√b)と(c^1/5)とを添加した拡大体。a,b,cは適当な定数)
5)上記の3)と4)の群vs体の対応が、ガロアの基本定理であり
ガロアの第一論文にもある通りです
6)なので、5乗根c^1/5が必要なことは、ガロア理論の必然の帰結で、
ガロアの第一論文にもある通りです
以上