22/12/05 23:35:18.42 9cUlHL4K.net
>>370-372
くだらねぇ問題はここへ書け w
スレリンク(math板)
以前の5chは、結構問題に親切に解答する人がいたが
しかし、暫く前から、そういう人が少なくなった
”可解な既約5次方程式の代数解法には
必ず5乗根が必要なことを示せ。”
ね
いまの5chの他のスレでは、回答がない可能性大だ
よって
簡単に、ここに書けば
1)ガロア第一論文の最後にあるように、
既約5次方程式で可解な場合には、方程式の群は位数20の線形群になる
(アルティン第3章3節、Coxガロア理論下、彌永 ガロア本 第二部などご参照)
2)既約5次方程式で、重根を持たないとする(これ重要)
根 a1,a2,a3,a4,a5 の5つは、相異なるので、
巡回置換 (a1,a2,a3,a4,a5)が存在し、従って位数5の巡回群が方程式の群に含まれる
3)ガロア第一論文の最後にあるように、方程式の群の可解列で、最後{e}(下記では{1})
の一つ前が、位数5の巡回群になる。これに対応するのが、5乗根の添加で
例えば x^5=aで ここから、1の5乗根が出る
これで、上記への回答はほぼ終わりだ
4)さて、追加で下記三次方程式における還元不能問題がある
(還元不能問題とは、下記のあるように全部実根でも、途中で虚数を必要とすることをいう)
5)5次方程式を含む一般の方程式の還元不能問題については
Coxガロア理論下 第III部 第8章 8.6節に詳しい
6)例えば、
命題8.6.4: M⊂Lはガロア拡大で、L⊂Rをみたし、
ある奇素数pに対して[L:M]=pをみたすと仮定する。
このときLはMの実べき根拡大の中に入り得ない
証明(略)(Coxを見よ)
この命題は、不還元の場合の解析において鍵となる道具であると書かれている
7)上記の「必ず5乗根が必要」については、これで分かる
なお、詳しく書き出せば切りが無い(実はめんどくさい)ので、この程度で終わる
8)質問があれば、してくれ。答えられる範囲で回答する
9)なお貧乏人のサルは、本を持ってないだろうから、図書館で借りてよめ!w
(また現役大学生なら、大学の図書館で読めるだろう)
つづく