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>>30
つづき
(参考)
URLリンク(www.iwanami.co.jp)
小平邦彦が拓いた数学 上野 健爾 著 2015/12/22 岩波
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試し読み 序 小平数学の概要 第 1 章 ワイルとの出会い
P9
1.2 ヘルマン・ワイルの生涯
1911-12 年の冬学期にゲッチンゲン大学で行った
リーマン面に関する講義の一部は 1913 年に『リーマン面の概念』([Wey3])と
して出版された.これは小平に大きな影響を与え,複素多様体論の出発点とな
った本であるので,次節で詳しく解説する.
P11
1.3 『リーマン面の概念』
1913 年に出版された『リーマン面の概念』([Wey3])は,小平に大きな影響
を与え,その後の複素多様体論の進展に計り知れない貢献をした.
『リーマン面の概念』の序文の冒頭でワイルは次のように述べている.
略
ワイル自身はリーマン面を厳密に定義したことはそれほど重要なこととは思
っていなかった節がある.小平自身はこのことに関しては次のように記してい
る.
ワイル先生が研究所で数週間にわた
亘って数学の五〇年史,すなわち一九〇〇
年から一九五〇年までの歴史の講義をされたことがあった.ヒルツェブル
ッフ(Friedrich Hirzebruch)が聴講していたから一九五二年の春学期であ
ったと思う.
つづく