暇つぶし2chat MATH
- 暇つぶし2ch731:132人目の素数さん
21/10/09 18:25:45.76 JOKI/wgx.net
>>675 補足
1.そもそも、確率変数の無限族X1,X2,X3・・に対して
2.iid(独立同分布)を仮定し、各箱にはサイコロの目を入れるとすると
 どの箱の的中確率も1/6 つまり、∀i∈N(自然数) Pr(Xi)=1/6
3.これは、時枝記事の ∃i∈N(自然数) Pr(Xi)=99/100 には、反する
 (つまり反例で、時枝記事は、iid(独立同分布)には適用できないということ)
4.さらに言えば、確率変数の族が独立ならば、あるi∈Nに対して、他の箱を全部開けたところで、無関係
 コイントスなら1/2、サイコロなら1/6 で不変であり、99/100 にはならない
5.>>675 は、当たらないのに当たるように見えるトリックの解説である
以上
(参考)
純粋・応用数学(含むガロア理論)8
スレリンク(math板:405番)
数学セミナー201511月号P37 時枝記事より
確率の中心的対象は,独立な確率変数の無限族
X1,X2,X3,…である.
いったい無限を扱うには,
(1)無限を直接扱う,
(2)有限の極限として間接に扱う,
二つの方針が可能である.
確率変数の無限族は,任意の有限部分族が独立のとき,独立,と定義されるから,(2)の扱いだ.
(独立とは限らない状況におけるコルモゴロフの拡張定理なども有限性を介する.)
しかし,素朴に,無限族を直接扱えないのか?
扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう.
n番目の箱にXnのランダムな値を入れられて,ある箱の中身を当てようとしたって,
その箱のX と他のX1,X2,X3,・・・がまるまる無限族として独立なら,
当てられっこないではないか--他の箱から情報は一切もらえないのだから.
(引用終り)
以上


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