21/09/24 07:36:19.45 2vehRHVs.net
>>583 追加
スレチだが、手元の、Cox のガロア本 訳上 P148 第6章 ガロア群 の”歴史ノート”
に、詳しい記述がある
(抜粋)
・ここで与えたガロワ群の定義はガロワが与えた定義とまったく異なっている
・彼は分解体しか扱っておらず、彼にとってガロワ群は根全体のある置換から成っていた
・体の同型は、1877年にリヒャルト・デデキントによって、”置換”という名で始めて定義された
(訳注では、これより前1871年のディリクレ・デデキント「整数論講義」の補遺にすでに記述があるという(邦訳 共立出版 1970))
・ガロア群の進化の最終段階は、アルチンによる。彼は1920年代に、定義6.1.1(Cox本の)をガロワ理論の出発点とした
・このアプローチの最初の解説は、van der Waerden 1930年の版に現れた
・アルチンはガロワ理論の彼自身の解説を1938年と1942年に出版した。後者は限りなく影響力があり、[Artin]として今なお出版されている
(引用終り)
現在でも、アルチン流のガロワ群の定義と、ガロワ理論がスタンダードでしょう
因みに、倉田令二郎先生の『ガロアを読む』第1論文研究の最後の方では、「van der Waerden サイコー」みたいなことが書いてあった
”van der Waerden”が、スタンダードとされた時代も、日本ではあったね (多分、ドイツ数学を重視する風潮が残っていたかも)
余談でした
(参考)
URLリンク(njet.oops.jp)
2009年2月21日: SUKARABE
David Cox のガロア理論の本
Galois Theory (Pure and Applied Mathematics (Wiley)) David A. Cox ( 2004-09-21 )
またぞろガロア理論の入門書かあ、と思いつつも、著者が David Cox ということもあり、念のため調査。紀伊國屋書店の紹介ページでは Google プレビュー という機能があって、中身をかなり立ち読みできる。目次を眺めていると、おお?、レムニスケートの等分に関するアーベルの定理が紹介されている。さすが Cox である。期待を裏切らないねえ?。
URLリンク(ameblo.jp)
金重明のブログ
倉田令二朗著『ガロアを読む』第1論文研究 その2
2011-10-08 03:55:22