21/06/01 00:12:12.26 nGHQy4Vx.net
>>717 さらに補足
1.文 a)1∈2∈3∈・・∈∀n
は、丁寧に書くと、
∀n∈N(1∈2∈3∈・・∈n)但し n > 3 ・・(1)
ってことだけど
2.これ以上の説明は、大学生には不要だろうが
高校生向けに、形式的に数学的帰納法を適用してみよう
1)上記(1)は、n=4で成立する
2)(1)がnで成立するとして、n+1は?
ノイマン構成(>>678)だから、n∈n+1 が成り立つ
よって、1∈2∈3∈・・∈n∈n+1 が成立する
3)(下記)数学的帰納法より、(1)は n > 3 なる全ての自然数で成立する
(本当は、わざわざ数学的帰納法を使うまでもないことだが)
3.(1)の列は有限か?
1)まず、列 1∈2∈3∈・・∈n の項の数は明らかにn個で、よって列の長さはnだ
2)確かに、個々のnを見れば有限だが、∀n∈Nだったことを思いだそう
3)仮に、(1)の 1∈2∈3∈・・∈n の長さに、上限Lがあるとする(これは項の数の上限がLであることを意味する)
しかしながら、かならず上限Lを超える数nを取ることができるから (∵∀n∈Nだから)
よって、(1)の 1∈2∈3∈・・∈n の長さには、上限がない。つまり、上限がないという意味での無限である
4)もう一つの理解の仕方は、(1)の∀n∈N(1∈2∈3∈・・∈n)では、n→∞ と考えることでしょうかね(^^
ここは、各人が自分で考えて納得してもらうしかない(^^;
(参考)
URLリンク(www.u.dendai.ac.jp)
越智禎宏 電大
代数入門
1. 数と式
URLリンク(www.u.dendai.ac.jp)
代数入門:数と式
1.1 数学的帰納法
自然数で重要な性質として次がある:
(性質 N) 空でないどんな部分集合 S ⊂ N には必ず最小元が存在する.
これは当たり前のようにも思える.この原理から,次の数学的帰納法(mathematical induction) が導かれる:
(数学的帰納法) 自然数に関する命題6P(x) に対して,P(1) が正しく P(k)
が正しいなら P(k + 1) も正しい,が任意の自然数 k に対して成り立つなら
ば,全ての自然数 n に関して P(n) は正しい.
実際,S = {a ∈ N : P(a) が正しくない } とおく.もし S≠ Φ ならば,性
質 N より,S に最小元 b が存在する.
略
(引用終り)
以上