21/04/20 11:44:00.66 z/k6o0hI.net
>>13
つづき
■「英語はできて当たり前」 割り勘ができない数学者も?
高校教育では、数学I・II・III、数学A・Bが現行科目となっている。千葉氏は、どれくらいのレベルまで必要と見ているのだろうか。
「具体的にどの知識を使うかの問題ではない。例えば、中学校3年生や高校1年生で『数学を勉強しなくていい』となってしまったら、そこで勉強するのをやめてしまう。私はそこがあまりよくないと思う。思考力を鍛えるには、継続的にずっと考えていく必要がある」
また、数学者の中にはレベルの高い研究をやりすぎて、簡単な掛け算や割り算ができなくなってしまうこともあるという。
「数学者同士で飲み会に行ったときに、割り勘の計算が誰もできないことがあった。もちろん計算力は大事で、研究にあたって、その上に抽象化した理論が乗ってくる。大学の教員など、研究レベルになると、ほとんどXやYを使った抽象的な計算ばかりやる。そればっかりやっていると、掛け算や割り算が逆にできなくなっちゃう」
思わぬところで役立つ数学の知識。数学を極めることで、生涯年収にも影響があるのだろうか。
千葉氏は「日本のデータでそれほど差がない」とした上で「アメリカでは非常に顕著だ。例えば、GoogleやAppleは数学の博士号を持っている人をどんどん採用している。アメリカでは数学でドクター(博士号)を取ると、就職はもう引く手あまただ。日本はその点ではちょっと遅れている」と語る。
(引用終り)
以上