ガロア第一論文及びその関連の資料スレat MATH
ガロア第一論文及びその関連の資料スレ - 暇つぶし2ch754: ひろば 湯川博士の物理学 田中正 (2001年6月15日受理) P7 朝永先生 が指摘されるように、このような先駆的な場の量子論の把握とそれへの確信が、1934年、 若冠26歳の湯川さんを世界にさきがけて、核力の中間子論に導きました。 それが1949年のノーベル賞受賞の論文 P9 こうして湯川先生の中間子論、あるいは場の量子論による素粒子相互作用の時空間的記 述が達成されたことで、それに先立っ量子力学でのSchr6dingerとHeisenbergの問の時空 間をめぐる前述の論戦も、Schr6dingerに有利に決着がついたとみることができます。 P15 60年代に入って 以降、素粒子の世界は「複合模型」と相互作用の「ゲージ原理」の登場によって、大きく 変貌しますが、湯川先生のこの「素粒子模型IVjは、今日の「標準模型」の原型を与え るものであり、そこで提案された新中間子(?)は今日の弱ゲージ・ボゾンの先駆をなす ものであった点を、この際指摘したいと思います。 III「マルの理論」一正統的場の量子論への挑戦 「場の理論の基礎について」 つぎに湯川先生の生涯の課題となったF素粒子の時空記述」の研究に話題を移します。 その出発はしかし前に触れましたように、中間子論の研究の真っ最中の1934年の春、数 物学会で発表された「相対性量子力学における確率振幅について」、いわゆる先生の「マ ルの理論」にさかのぼります。そして本格的な取り組みへの基礎は、1942年の『科学』に 連載される「場の理論の基礎にっいて」(著作集8学術篇Dに詳しく展開されています。 これはまだ先生が35歳の最も気鋭の時代です。その時点ですでにこれほどに根底的な「場 の量子論」への思索がなされていることは、驚嘆すべき事実です。 ここから正統的局所場の理論、素粒子の「点模型」からの離脱がはじまるわけですが、 それへのそもそもの動機はさきにも述べた湯川先生が大学卒業直後に没頭したHeisenberg? Pauliの場の量子論であり、そこに指摘されているこの理論に固有な「発散の困難」にあ ることは明らかです。




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