21/04/20 00:48:15.86 1JY8TBfq.net
有限列では必ず成り立つ性質が、無限列になった瞬間に成立しなくなる例は枚挙に暇がない。
・実数の有限列には必ず最大値があるが、有限列から極限を取っても、
「ゆえに、実数の無限列にも必ず最大値がある」とは言えない。
・1,2,…,nという数列には末尾があるが、極限を取っても
「ゆえに、1,2,3,… という無限列には末尾がある」とは言えない。
・有限列だと数当ては当たらないが、無限列だと数当ては当たるので、
有限列の極限を取っても、「ゆえに、無限列でも当たらない」とは言えない。
レーヴェンハイム・スコーレムの定理を使えば、
「実数の無限列にも必ず最大値がある」と言えるようになるのか?
いや、ならない。つまり、このケースではレーヴェンハイム・スコーレムの定理が適用できない。
レーヴェンハイム・スコーレムの定理を使えば、
「1,2,3,… という無限列には末尾がある」と言えるようになるのか?
いや、ならない。つまり、このケースではレーヴェンハイム・スコーレムの定理が適用できない。
レーヴェンハイム・スコーレムの定理を使えば、
「無限列でも当たらない」と言えるようになるのか?
いや、ならない。つまり、このケースではレーヴェンハイム・スコーレムの定理が適用できない。
レーヴェンハイム・スコーレムの定理が適用できない対象に対して
レーヴェンハイム・スコーレムの定理をゴリ押ししても、時枝記事を否定することはできない。
バカの考え、休むに似たり。