20/09/19 06:52:45.16 5vG6tTQ1.net
>>474
つづき
2021年、2023年に富岳を越える世界最速スパコンが米国で稼働開始
最後に、世界最速を狙う超高速スパコンの話題を紹介する。
現時点で世界最速のスパコンは試験運用中の富岳で、2020年6月にTOP500で1位を獲得した。LINPACKでの性能は415PFLOPSであり、正式運用開始は2021年の予定だ。富岳は富士通製スパコンで、CPUとしてA64FXを採用しているが、現在、富岳を越える性能を目指すスパコンの計画がいくつか進められている。
そのなかでも、野心的な性能を目指しているスパコンが、2021年に米国のオークリッジ国立研究所への納入が計画されている「Frontier」と、2023年に同じく米国のローレンスリバモア国立研究所に納入が計画されている「El Capitan」である。FtontierとEl Capitanは、どちらもCPUとしてAMD EPYCを、GPUとしてAMDのRadeon Instinctを採用することになっている。
Frontierの目標性能は1.5EFLOPS(1,500PFLOPS)、El Capitanの目標性能は2EFLOPS(2,000PFLOPS)であり、どちらもその時点での世界最速スパコンとなる予定だ。2023年の時点で、世界1位と世界2位の性能を持つであろうスパコンが、ともにAMD EPYCとAMDのGPUを採用しているというのは、まさに快挙であろう。今後もAMDは、スパコンからPCまで業界のリーダーシップとなっていくだろう。
最後に余談となるが、EPYCというと、個人ユーザーにはあまり関係ないと思われるかもしれないが、実はAmazonで普通に販売されている。2020年9月上旬現在の価格は、64コアのEPYC 7742が約76万円であり、その気になればEPYCマシンを自作することもできるかもしれない。
(引用終り)
以上