IUTを読むための用語集資料集スレat MATH
IUTを読むための用語集資料集スレ - 暇つぶし2ch663:のスカラー c についてみたすようなものを考えると、そのようなものは定数函数しか存在しない。条件をゆるめて多項式の代わりに分母をつけて有理函数を考えれば、F として同じ次数のふたつの斉次多項式の比とすることができる。あるいは F は多項式のままにしておいて、定数 c に関する条件を F(cv) = ckF(v) と緩めれば、そのような函数は k 次の斉次多項式である。斉次多項式の全体は実際には P(V) 上の函数ではないのだから、P(V) の函数が記述する幾何学的な内容を、本当に斉次多項式が記述できるのかと考えるのは自然である。これは代数幾何学において層(この場合は直線束)の切断を考える事に相当する。これは、モジュラー形式についての状況とちょうど対応する話になっている。 例 テータ函数 θ_L(z)=Σ_{λ ∈ L} e^πi|λ|^2 z は、ポアソン和公式により重さ n/2 のモジュラー形式である。 偶ユニモジュラー格子を構成するのは容易ではないが、次のような構成法がある。n を 8 で割れる整数とし、Rn のベクトル v で、 2v の各成分が全て偶数あるいは全て奇数であり、かつ v の成分の和が偶数、となるようなもの全てを考える。このような格子を Ln とする。n = 8 のとき、これは E8 と呼ばれるルート系のルートによって張られる格子である。 格子 L8 × L8 と L16 は相似ではないが、重さ 8 のモジュラー形式はスカラー倍の違いを除いてただひとつしかないため、 θ_L8x L8(z)=θ_L_16(z) となることがわかる。 つづく




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