20/03/23 19:12:11 O5lTfF0I.net
>>95
誤解や、誤解を引き起こしかねない内容があったので、勝手に補足させていただきます。
>>っちゅうことで、感度70%で特異度が100%なら検査陽性率の3割増し
>>が有病率だとみなせばよろしいんでしょ。
この場合、検査陽性率の期待値=有病率×感度 なのだから、1/(0.7)=1.4285...
3割増しではなく、4割強増しと言うべき。
>>一方、特異度が90%しかなかったりすると陽性率の期待値が10%も
>>水増しされちゃうから、有病率の推定が大幅に困難になる。
感度70、特異度100で、有病率 1%、0.1%、0.01%、0.001%の時、10万人に検査したときの
検査陽性者数は700,70,7,0.7人です。 有病率に比例して増減し、これらは、はっきり見極めできます。
一方、感度70、特異度90で、同じ事をすると、それぞれ、10600,10060,10006,10000.6人です。
有病率に応じて差はあるのですが、常に偽陽性が約10000人いて、誤差を考えると、見極めは困難です。
「陽性率の期待値が10%も水増しされちゃうから」と書かれていますが、これは、
検査対象者10万人に対する約10%=1万人が常に水増しされているのであって、
陽性と判定される人の数が10%水増しされていると誤解しないよう、補足しておきます。