20/02/17 07:53:46.86 tibq+GyR.net
>>749 補足
<これも思いついたので書いておく>
1.時枝の決定番号を、下記の超自然数の集合 *Nに埋め込む
2.共通のシッポの決定番号は、無限大超自然数 ωになる
∵ 背理法による。もし、共通のシッポの決定番号が有限mとする
しかし、必ずm+1となる可算無限数列Aが、どの同値類内に存在する
Aは、同値類内の全ての元と同値(~)になるので、m+1になる部分を、共通のシッポに取り直せる
これは、共通のシッポの決定番号が有限mであったことに矛盾する
この矛盾は、決定番号が有限mとしたことに起因する
QED
(>>321より)
URLリンク(www.kurims.kyoto-u.ac.jp)
平成29年度(第39回)数学入門公開講座テキスト(京都大学数理解析研究所,平成29年7月31日~8月3日開催
超準解析入門
-超実数と無限大の数学-
磯野優介
数学入門公開講座
平成 29 年 7 月 31 日~8 月 3 日
(抜粋)
P15-16
4 超実数を用いた解析学の展開
4.1 数列の収束
定義 4.1. 超実数 α が超自然数であるとは,自然数からなる数列 (an)n を用いて α = (an)n
と書ける事である.この時もし α が無限大超実数ならば,無限大超自然数という.超自然数
の集合を *N で表す.以後は分かりやすさのため,超自然数は ω, λ 等の記号で表す事が多い.
次の定理は,数列の収束という ε-δ 論法における概念を,超実数のみを用いた条件に言い
換えるものです.
定理 4.7. 実数列 (an)n と実数 a ∈ R に対して,limn→∞ an = a である事の必要十分条件は
どんな無限大超自然数 ω に対しても aω =~ a となる事である.
注意 4.8. この定理が証明されれば,最初から limn→∞ an = a の定義を,aω =~ a が全ての
無限大超自然数 ω に対して成立する事としてもよい事になる.これは「数列の ∞ 番目がい
つも同じ数」という意味であり,より直感的な収束の定義である.