暇つぶし2chat MATH
- 暇つぶし2ch283:ワたは蛇足 -- 推論の練習 コンパクト性定理 モデル空間のコンパクト性 コンパクト性定理 モデル論の「コンパクト性定理」とは、論理式の集合Aがモデルを持つかどうかに関する主張である。 Aの任意の有限部分集合がモデルを持つ ⇔ Aがモデルを持つ これは、Aが有限のときは面白くない。論理式の無限集合に対して成立するのがすごいところだ。 論理式の集合が「矛盾する」とはモデルを持たないことだと“定義”すれば、コンパクト性定理は次のことを言っている。 Aが矛盾する ⇔ Aの有限部分集合で矛盾するものがある つまり、矛盾が生じる原因が「公理が無限個だから」ということではなくて、無限のなかの有限個で既に矛盾が生じているのである。矛盾の原因を有限個の論理式として(超越的/原理的には)特定できることになる。 応用としては、例えば、普通の自然数に加えて無限大自然数をたくさん(ものすごくたくさん)入れても、矛盾なく自然数概念が定義できる(モデルが存在する)、とかを示せる。こうしてできるモデルは、超準自然数系だが、実際に構成するにはウルトラフィルター/ウルトラ積を使う。




次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch