20/04/02 21:09:02 kD9YEDnI.net
>>841
つづき
これだけだとよく分からないと思うので,以下で一つずつ解説していきます。
とりあえず「測度論的確率論では,確率を議論するときには確率空間というものの上で考える。そして,確率空間は3つの物のセットのことを表す」と覚えておいて下さい。
標本空間 Ω
まずは標本空間 Ω についてです。確率を考える土台となる集合です。
例1
普通のサイコロ
Ω={1,2,3,4,5,6}
本当は Ω の各要素を「1 の目」「2 の目」などと書くべきですが「の目」は省略しています。
例3
[0,1] 上の一様分布(ランダムに 0 から 1 の間の実数を返すモデル)
Ω={ 0 以上 1 以下の実数全体 }
・Ω のことを標本空間と言います。
・Ω の各要素は根元事象と呼ばれます。 ω と書くことが多いです。
(引用終り)
以上