19/10/04 21:52:07.28 /jHGImgR.net
>>16 つづき
ノイマン構成は、正則性公理に反しないということを認めるとしましょう
さて、ツェルメロの構成です
(再録)(>>7より)
URLリンク(mickindex.)(URLがNGなので、キーワードでググれ(^^ )
ミック
再帰集合とSQL 2017/06/22
(抜粋)
ツェルメロ型
0 Φ
1 {Φ}
2 {{Φ}}
3 {{{Φ}}}
目につくのは、ツェルメロ型の簡単さです
ひたすら外側にカッコをつけていくだけというシンプルさ。
ノイマンの後者関数:suc(a) = a ∪ { a }
ツェルメロの後者関数:suc(a) = { a }
(引用終り)
さて、明らかに
n {{・・{Φ}・・}}ですね。ここに、{}はn重ですね
さらに、話を単純にするために、我々は、ノイマン構成を知っていて
自然数Nと超限順序数ωを手に入れた上で、別のもっと簡単な構成法がないか探求している立場だとします
つまり、あらゆる有限順序数nのすぐ上に、それよりも大きな超限順序数ωがあることを知っています
従って
ω {{・・・{Φ}・・・}} (可算無限)として、ここに、{}はω重ですね。
こう定義しても、なんの不都合もない
「無限はどこから出てきたのか?」とツッコミがあるかも知れませんね
一つの模範回答は、無限公理からでしょう
もう一つひねった回答は、ノイマン構成を認めたからでしょうね(^^
さて、∈の2項関係で
Φ∈{Φ}∈{{Φ}}∈{{{Φ}}}∈・・・∈{{・・{Φ}・・}}(=n)∈・・・∈{{・・・{Φ}・・・}}(=ω)
と整列させることができますね
これは、有限長でしょうか?
明らかに、無限長ですね。ノイマン構成に同じです
確かに、集合演算としての∈の本来の「属す」の意味では、推移的ではない
(∵「属す」の意味での∈は、隣同士以外では不成立です)
しかし、整列した順序の意味に限定した∈と見ると、順序の逆転はないので、推移的です
その意味で、ノイマン構成と同様に、順序の意味の∈で
Φ∈{Φ}∈{{Φ}}∈{{{Φ}}}∈・・・∈{{・・{Φ}・・}}(=n)∈・・・∈{{・・・{Φ}・・・}}(=ω)
が、無限長列として、構成できます
で、ノイマン構成が、正則性公理に反しないならば
ツェルメロ構成でも、正則性公理に反しない
QED(^^