19/10/14 17:41:02.29 w6tqRMw5.net
>>815
めんどくさいやつだな
そうあせるな(^^
Q1. Qに1のn乗根を添加した拡大体をEとする
このときのガロア群G(E/Q)は?
A1. 面倒なのでn=p(素数)とするよ
(こう仮定してもガロア理論には十分だから)
位数p-1の巡回群
因みに、1のn乗根 ωp=n√1 (1の原始根)として
Eは、Qにωpを添加した拡大体になる(ガウスのDAに書いてあるらしい)
(なお、G(E/Q)が可解である(ベキ根で解ける)ことも、ガウスのDAに書いてあるらしい)
Q2. Kをn個の異なる1のn乗根を含む体とし
Lを、Kにaのn乗根の1つを追加した体とする
このときのガロア群G(L/K)は?
A2. 同様にn=p(素数)とするよ。そして、n乗根 n√a は無理数とする
このとき、ガロア群G(L/K)は位数pの巡回群になる
因みに、LはKummer拡大と呼ばれる
(参考)
URLリンク(ja.wikipedia.org)
クンマー理論
(抜粋)
クンマー拡大
一般的に、K が n 個の異なる 単元の n 乗根を含む(このことは K の標数が n を割らないことを意味する)とき、K と結合すると、K の任意の元 a の n 乗根は(n を割るようなある m が存在し、次数 m の)クンマー拡大を生成する。
多項式 X^n ? a の分解体として、クンマー拡大は必然的にガロア拡大となり、ガロア群は位数 m の巡回的となる。
n√a を通してガロア作用を追いかけることは容易である。