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AI活用の「虎の子」方法論、三菱ケミHDが無償公開
2019/9/5 4:30日本経済新聞 電子版
(抜粋)
■成功するための12項目
「当社が直近の約2年間で手掛けた数十件の機械学習プロジェクト経験を基に、失敗しないために何をどう定義すべきかをまとめた」と、機械学習プロジェクトキャンバスを考案した三菱ケミHDの磯村哲チーフコンサルタント/データサイエンティストは言う。
機械学習プロジェクトキャンバスは、実現したいビジネスモデルを可視化するための「ビジネスモデルキャンバス」になぞらえて作られたもの。「目的・目標」「成功の指標」「利用者」など12項目を、決めるべき事項として規定。各項目の記述内容や記述時の考慮点、記述例などを解説している。
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三菱ケミHDが考案した「機械学習プロジェクトキャンバス」(出所:三菱ケミカルホールディングス)
■「AIに強い会社」 人材獲得にアピール
三菱ケミHDは2017年4月に、日本IBMの東京基礎研究所所長などを歴任した岩野和生氏を最高デジタル責任者(CDO)として招へいして以来、DXプロジェクト推進についての独自の方法論を考案している。
それらの方法論のうち「化学企業としての業務ノウハウではない部分については、無償で公開している」(磯村データサイエンティスト)。機械学習プロジェクトキャンバスの一般公開もその一環だ。今回の公開によって直接何らかの対価を期待しているわけではないという。
しかし、機械学習プロジェクトキャンバスの公開は三菱ケミHDにとって様々な面でプラスに働くはずだ。最も大きいのはAI人材の獲得だろう。
今やIT企業ではない会社を含めてAI人材の獲得競争が激化している。そんな中、三菱ケミHDは人工知能学会の会長である浦本直彦氏がチーフ・デジタル・テクノロジー・サイエンティストを務めていることなどから「AIに強い会社」として存在感を高めている。