19/08/24 08:16:17.32 9gk+t9xe.net
>>732 補足
おサルさんに分り易く説明すると
1)d_Xとd_Yが、試験の点数で、簡単に2つの学級 X,Yで、いずれも平均50点、標準偏差15点の正規分布とするよ
この場合、2つの学級 X,Yから、無作為に一人ずつd_Xとd_Yを選んで、その点数を比較すると
P( d_X>d_Y )= 1/2 が言えるだろう(∵正規分布を仮定しているから)
2)しかし、もしd_Xとd_Yが、自然数N={1,2,・・・n,・・(∞)}(ここに(∞)は分り易く書いただけで、含まないとする)
でNから、無作為に選んだ数とする
d_X=n1,d_Y=n2
m=max(n1,n2)として、自明に、n1<=m かつ n2<=m
ところで、「n1とn2と、どちらが大きいか」という議論は、自然数N中の部分集合で「m以下の集合」での議論になっている
それって、実は、自然数Nから見て、部分集合の「m以下の集合」は零集合なのです
(∵ 自然数Nは可算無限で、「m以下の集合」は有限だから )
3)自然数Nのように、その元nを1と数える数え上げ測度を持つ集合でも、有限部分集合の議論は零集合の中です
で、決定番号の集合はというと、決定番号の裏に代表つまり同値類があって、この同値類は非可算無限集合です
(∵ 可算無限数列の同値類だから)
なので、決定番号dが大きくなると、指数関数的に発散する分布になります(もしこれを分布と呼ぶならですが)
もちろん、この場合も、ある有限なm=max(d1,d2)の中で議論しても、それは零集合の中の議論です
これを、きちんと現代数学のコルモゴロフ流確率論として、扱うのは無理です(∵自然数Nに同じ)
”残念だけどこれが非自明.hに可測性が保証されないので,d_Xとd_Yの可測性が保証されない”と言われています
QED w(^^