現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む74at MATH
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む74
- 暇つぶし2ch183:フ発展には多くの挫折が伴っていることを例示す ることにある. 同時に, 数学上の発見というものをどう評価するか, という問題が非常に難しいことを指 摘したいと思う. 1 Euler?関数を解析学の主役にした男 「Newton の運動方程式」の発見者が Euler だというのはなんとも意表外であるが, 事実 は事実として認められなくてはならない. ?山本義隆 [?], (177 ページ). 1.1 関数とその表現 2 関数 Descartes や Fermat が解析幾何学を発見したとき, 曲線と関数の概念が芽生えていた言うことは可 能であろうか. 私にはそうは思えない. 概念が漠然と把握されていたということと数学的な対象として 枠組みが理解されていたということは別ものである. 17 世紀にはまだ関数はあまりにぼんやりした対象 であった. 関数という言葉を最初に使ったのは Leibniz である. しかし, 岩波書店の数学辞典第3版によると, 関数という言葉は Leibniz が 1670 年代から用い始めたが, 最初のころは現在の意味とはずいぶん違うも のを意味していた. つづく
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