19/06/02 07:46:20.65 X6R2CuVL.net
つづき
上記のような「ちょうどn+1番目から先一致する数列s'」が、時枝の代表の候補です
ですから、それに対応する決定番号の候補d=n+1も無限に存在する。
maxが存在しないので、supを考えるのが、現代数学の常套手段です
sup{d}=∞で、それに対応するのが、”超限 1,2,・・・,n,・・・,ω ”
”超限 1,2,・・・,n,・・・,ω ”は、
「n+1番目から先一致する数列s'」を、無限に繰返した極限と考えることもできます
d:1→2→・・→n→n+1→・・(∞)
ここで
上記二つの数列s 、s'が、全ての数で一致してd=1となる奇跡が起きる確率0は、同意されるでしょう
(というか、これがあなたの問題意識ですよね)
同様にして、
nよりしっぽの先までの全ての数で一致してd=nとなる確率も0
n+1よりしっぽの先までの全ての数で一致してd=n+1となる確率も0
・
・
これが、DR Pruss氏のいう”non-conglomerability”(>>48)だろうと
で、100列あって、{d1,d2,・・・d100}で、これらd1たちがすべてある有限n以下であるとすると
上記より、”確率0”の世界です
一方、{d1,d2,・・・d100}⊂N(自然数)を考えると、Nの元は有限です
このギャップが、DR Pruss氏のいう”non-conglomerability”を扱うと、確率で Paradoxになるということなのでしょう(^^
(参考>>433より)
mathoverflowにおける”conglomerability ”の詳しい説明が、
「Infinity, Causation, and Paradox 著者: Alexander R. Pruss Oxford University Press, 2018」のP76-77にあり
URLリンク(books.google.co.jp)
Infinity, Causation, and Paradox 著者: Alexander R. Pruss Oxford University Press, 2018
以上