19/03/31 18:59:49.86 pd4YzCEG.net
>>55
つづき
1. 「C の対象の集合」と呼ばれ ob(C) と書かれる集合
2. 任意の二つの C の対象 a, b ∈ ob(C) に対して「a から b への射の集
合」と呼ばれ HomC(a, b) と書かれる集合 (homomorphism set)
3. 合成とよばれる写像
HomC(b, c) × HomC(a, b) → HomC(a, c), (g, f) 7→ g ? f
4. 各対象 a ごとに恒等射と呼ばれる元 ida ∈ HomC(a, a)
が与えられていて、次の公理を満たすもの。
層の条件とは、「局所的に一致していたら、大域的に一致」「局所的に
存在しているものが、共通部分で一致していたら貼りあって大域的に存
在するものになる」という気持ちを公理化したものである。
X 上の実数関数の前層、実連続関数の前層などは層である。
前層だが層でないものの例として、X を非連結な位相空間とし、F(U)
を U 上定義された実定数関数として得られる前層がある。
定義 4.12. F を X 上の集合のカテゴリーに値をとる前層とする。P ∈ X
における F の stalk FP を、順極限
FP := lim P ∈U F(U)
で定義する。
(引用終り)
以上