19/03/10 22:54:50.53 rk/29Zdt.net
>>172
つづき
第一階論理を基礎にした第一階ペアノ算術には,自然数の構造に代表される,意図されたモデルとは同型でないモデル,非標準モデルが存在するO このことは,第一階論理において成り立つコンパクト性定理からの帰結である。
他方以下の補題(補題1. 2. 1)に見るように,第一階ペアノ算術のモデルである構造免が標準的数しか持たないことと,標準的数の集合がAにおいて第一階の式によって定義可能であることとは,必要十分の関係にある。
よって,第一階ペアノ算術が非標準モデルを持つということは意図された数(標準的数)が第一階の論理式では定義できない,ということを意味する。
「算術を適確に表現する」という観点からも,第一階論理の表現力の弱さが,ここで浮彫りになる。
さて,第一階ペアノ算術の非標準モデル,すなわち,意図された標準モデルと同型でないモデルの存在は,第一階論理のコンパクト性定理から(大まかには)以下のように導かれる。
2. 第二階ペアノ公理系のカテゴリー性
この節では,第二階ペアノ公理系がカテゴリカル(categorical)であること,すなわち任意のペアノ・モデルが同型である(isomorphic) であることを示す。
(引用終り)
以上