19/02/25 13:32:56.21 7bWzWf1Q.net
つづき
■「週末のチョイスは医学書」
大学院では自然言語処理の研究だけでは飽きたらず、学位と関係ない音声認識などの研究にも手を広げた。「僕を何かの専門家だと思っている人は、『何でこんなことやっているんだろう』と思っていたはず」と笑う。
多忙な今も、暇を見つけては通勤中などにスマートフォンで1日4~5本の論文を読む。リラックスしたいはずの週末のチョイスは医学書。生理学、病理学、解剖学といった専門書を読みふける。
幾つもの分野に手を出すと「広く浅く」になりがちだが、岡野原はどれも論文を書きながら成果を出した。世界有数の国際学会で採択されたものも多い。研究室で指導していた辻井潤一(70)は「他の分野の研究をしていても、研究室として与えた研究がおろそかになることはまったくなかった」と話す。
つづく