19/02/23 11:44:20.88 z3senu8Z.net
>>326
つづき
可換と非可換座標を含む幾何学は,ボゾンとフェルミオンの量子論を古典近似しようとした物理学者たちによって発見され,コンヌの非可換幾何学も量子論に源泉をもっています.
そしてそれがゼータ関数のスペクトル表現の問題にも応用できることが見いだされたのです.そして,コンヌのアプローチが有効ということになれば,リーマン予想が証明できることになり,同時に数学と量子物理学の間の驚くべき関係が証明できたということになるのです.
リーマン予想に対する取り組みはもちろん他にもあり,デニンガーはリーマンゼータ関数ζ(s)の零点の固有値解釈をコホモロジー的枠組みから研究しています.現在リーマン予想の解決にもっとも肉薄しているのはコンヌ(フランス),デニンガー(ドイツ),ハラン(イスラエル)の3人だという説がささやかれているようです.
大部分の数学者はリーマン予想が正しいと信じていて,いまや「リーマン予想が真であるとすれば・・・」で始まる定理が何百とあります.その一方で真偽の予断を許さない数学上の根拠もあげられていて,リーマン予想は非常に危ういところにあるとのことです.
(引用終り)
以上