19/02/22 22:27:05.66 A0PKfRt9.net
ここに一体のロボットがいる。ロボットの頭の中には
完全代表系Sが予め1つインストールされている。
このロボットは、損得勘定とは関係なしに、
機械的に次の手順に従って箱の中身を宣言する。
(1)ロボットは1列目から100列目までのうちランダムに1列選んで(k列目が選ばれたとする)、
それ以外の全ての列を開ける。i列目には実数列 t^i が入っていたとする。
(2)ロボットは t^i と同値な s^i∈S を S の中から見つけ出す(ちょうど1つだけ存在する)。
t^i_m=s^i_m (∀m≧d) を満たす正整数dが(iごとに)存在するので、
そのようなdのうち最小のものをd_iと置く。
(3)ロボットは D=max{d_i|1≦i≦100, i≠k} と置く。
(4)ロボットはk列目の(D+1)番目以降の箱を開ける。この情報を用いて、
ロボットはk列目の実数列に同値な s^k∈S を S の中から見つけ出すことができる
(ちょうど1つだけ存在する)。このs^kに対して、ロボットは
「k列目のD番目の箱の中身は s^k_D である」と宣言する。