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- 暇つぶし2ch399:現代数学の系譜 雑談 古典ガロア理論も読む
18/12/06 21:29:33.95 7lAciDoM.net
>>360
あらら、元気になっちゃって
最近ご無沙汰だったのにね
>時枝論法は大学1年で理解できるよ
>確率過程?関係ないね
時枝自身が、その記事の後半で、関係あるって書いているでしょ
無限個(連続無限を含む)の確率変数は、確率過程論で扱いますよ(下記ご参照)
URLリンク(www.kurims.kyoto-u.ac.jp)
数理解析研究所講究録
第1787 巻2012 年304-315
現代確率論の起源, 形成および発展(I)
-特に確率過程論におけるこれらの歴史的背景とイノベーション理論-
(抜粋)
1 . N. Wiener の仕事[29] :Wiener 測度(連続闘数空間上の確率) の構成(1923) は,その後のブラ
ウン運動に関する基礎((例)多重Wiener 積分の概念の導入[28]) と応用((例) Feymnan - Kac の公
式[22] ) に大きな影響を与え続け,今日もなお未解決問題を投じている確率解析の歴史上最初のものと
される.またWlener 測度の導入後にブラウン運動の複雑な軌跡に対するPerrin の主張: どの点におい
ても接線をもたず,微分不能な関数であること,の数学的確認を初めて行なったこと等,当時画期的な仕
事に満ちていた.
2 . 伊藤清の仕事[17] : 確率微分方程式(拡散型偏微分方程式) (1942) の確率解析への初めての応
用として多様体上のWiener 測度の確率を求めることに成功.これを導く過程において,微分方程式を積
分方程式に直して通常右辺に現れる確率変数を含む積分の極限操作以前の定義式(Riemann 和) への帰
結に基づく.当初の積分表示式の一般形(伊藤の公式) の特別な場合であり,計算途上の積分(呼称: ブ
ラウン運動に関する確率積分または伊藤積分) は,現在の確率積分の基礎理論の大半を含む.
(引用終り)


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