18/10/13 20:37:49.08 rwDJbX2Y.net
>>222 (補足)
"定理1.7
条件P:f : R → R とする.
Bf :={x ∈ R | lim sup y→x |(f(y) - f(x))/(y - x)|< +∞ }
と置く: もしR-Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる
結論Q:f はある開区間の上でリプシッツ連続である.
定理1.7 (422 に書いた定理):P→Q
対偶:¬Q→¬P
¬Q:¬(f はある開区間の上でリプシッツ連続である)
書き換えると
¬Q:f は全ての開区間の上でリプシッツ連続ではない
となる
つまり、「f は全ての開区間の上でリプシッツ連続ではない」ならば、¬P。つまり、fは条件Pを満たさない。"
(補足)
・有理数体Q上で不連続なトマエ型の関数では、定理1.7を満たさない
・一方、上記はなく、どこかにリプシッツ連続な区間が存在するならば、当然 「結論Q:f はある開区間の上でリプシッツ連続である」は成立
・例えば、上記のトマエ型関数のある(n、n+1)の区間において、特別にf=0と定義すれば、この関数は(n、n+1)の区間でリプシッツ連続となる。この区間以外では当然同じで差が無い。
(n、n+1)の区間は、いくらでも任意に設定できる。
とするならば、「結論Q:f はある開区間の上でリプシッツ連続である.」を成り立たせるべき適切な数学的な条件Pの設定は、このままではうまくいかないと思われる。∵プシッツ連続な区間設定の任意性が高すぎるから
( (a)トマエ型関数のある(n、n+1)の区間において特別にf=0と定義しプシッツ連続な区間設定をした関数と、(b)もとのままのトマエ型関数で、二つの場合の比較で、「R-Bf が内点を持たない閉集合の高々可算和で被覆できる」については差が無い)
・もし、定理1.7に数学的な意味を持たせるなら、条件Pがもう少しすっきりと正確にできれば良いが、それは難しいかも