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遊都邑以永久 無明略以佐時 徒臨川以?魚 俟河清乎未期 感蔡子之慷慨
感蔡子之慷慨 従唐生以決疑 諒天道之微昧 追漁父以同嬉 超埃塵以遐逝 與世事乎長辞
於是仲春令月 時和気清 原隰鬱茂 百草滋栄
「都住まいも久しくなるが、世をよくする功績なく、網も持たず、川岸で魚を得たい
と望むばかり。黄河の澄むよい時世を待つも、何時のことか 計られぬ。
その昔、思いあぐねた蔡沢は、唐挙の占いに賭けて、迷いの霧をはらしたが、
まこと人の運命は見通し難く 漁父をさがし求めて楽しみをともに分ちたいものだ。
いざ、この世の塵芥から抜け出て遥かな彼方に去り、生臭い俗事との縁を永遠に絶とう。
おりしも今は 春も半ばのめでたい月よ。時節はなごやか、大気は澄んで岡も湿地も鬱そうと
百草は繁り花さく。」