17/12/24 18:03:36.32 LJXBwhk0.net
掛け算の順序、と言ったとき、ふた通りの捉え方があると思います
•表記について
•二項演算の性質について
前者の場合、紙に書くときにはどうするべきかは数学では扱いませんから、何か教育的な配慮のために書く順番が決まっているのだと考えるべきです
足し算との区別をさせるため、掛け算の意味を意識させるために順序を固定しておく、とかですね
後者の場合、これは数学においても本質的な問題になります
交換法則が成り立たない掛け算というものが実際に存在するように、本来二項演算において交換法則が成り立つことは自明ではありません
自然数の場合はたまたま同じになってしまうので、結果としてどちらで書いても答えは同じですが、本来の意味では、2×3と3×2は異なるものなのです
2×3=2+2+2
3×2=3+3
そういう区別があるということを意識させるために、立式の際には順序を固定しなければならないと考えることもできます