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特異点の解消 渡辺澄夫 東京工業大学 情報理工学院 数理・計算科学系
(抜粋)
(余談)このページの作者が学生だったころ(1980年代), 広中平祐先生は京都大学数理解析研究所の所長をされていました。 特異点解消定理の偉業(1964)は日本人なら誰でも(数学を専攻していなくても) よく知っていることでした。
京都大学北部キャンパスを歩いていらっしゃる広中先生のお姿が遠くに見えたとき, 『・・・あの人が広中先生なんだ・・・』と思ったことをよく覚えております。
代数幾何学は純粋数学の中でも格別に抽象度の高い分野です。代数幾何学を専攻していたのではない私も 「特異点解消定理」の名前を知っていましたが,定理のステートメントを 述べられるわけではなく,具体的な微分積分の計算をしている自分と関係があるとは 夢にも思っていませんでした。
時が流れて1998年ころ,産業に役立てるための積分計算を行う上で,特異点をこそ 考察しなければならないという必要に迫られて,M.F. Atiyah 先生が書かれた短い論文
M.F. Atiyah. Resolution of singularities and division of distributions. Communications of Pure and Applied Mathematics, Vol.13, pp.145-150, 1970.
を読みました。この論文は『広中の定理:特異点解消が微分