現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む47at MATH
現代数学の系譜 工学物理雑談 古典ガロア理論も読む47 - 暇つぶし2ch526:132人目の素数さん
17/12/10 16:45:05.00 le9ArTbO.net
ついでなのでこれにもレスしておく。
>1.(>>481 wikipediaより)「不連続点の全体は閉集合の可算個の合併(Fσ-集合)である」を認めるとする
>2.”** f_w is differentiable on a set whose complement has Hausdorff dimension zero. Jurek [4] (pp. 24-25)”(>>285より)
>  Hausdorff dimension zero → 個々の不連続点の閉集合は、R上長さを持たない、つまり、”内点を持たない”が言えると思う(未証明だが)
>3.とすると、その定理の”R-B_f が高々可算無限個の疎な閉集合の和で被覆できる”が言えるだろ?
一見すると言えそうに見えるが、実際には言えない。まず、スレ主が言おうとしていることを以下で丁寧に書いてみよう。
――――――――――――――――――――――――――――
f_w が微分可能な点全体の集合を B とする。このとき、「2」により、R-B のハウスドルフ次元はゼロである。
一方で、例の「定理」における B_{f_w} について、明らかに B ⊂ B_{f_w} であるから、R-B_{f_w} ⊂ R-B となり、
R-B_{f_w} のハウスドルフ次元もゼロとなる。
もし R-B が可算無限個の閉集合の和になっているならば、R-B=∪_i K_i (各K_iは閉集合)とイコールで表せる。
特に、各 i に対して R-B ⊃ K_i という包含が成り立つので、K_i のハウスドルフ次元もゼロということになる。
よって、K_i は内点を持たないことになる。よって、K_i は疎な閉集合となる。R-B_{f_w} ⊂ R-B だったから、
R-B_{f_w} ⊂ ∪_i K_i となる。よって、R-B_{f_w} は疎な閉集合の可算和で被覆できるので、例の定理により、
f_w はある開区間の上でリプシッツ連続である。しかし、f_w の不連続点は R の中に稠密に存在しているので矛盾する。
よって、例の「定理」は間違っている。
――――――――――――――――――――――――――――
[続く]


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch