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>>91 つづき
<関連資料補足2>(ご存知ゼルプスト殿下 藤田博司先生 愛媛大 )
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命題論理と素イデアル定理 (「第1回関西すうがく徒のつどい」講演) PDF版準備ノート 藤田博司 愛媛大 2012
(抜粋)
数理論理学と他分野の交流の一端を示す例として命題論理のコンパクト性とその周辺の話題を紹介します.
2 ストーン位相
集合X に
論理式の真理値によって定まる位相を入れて位相空間にしてしまう.
定義2.3. 解釈の集合U ⊂ X が次の条件をみたすとき, これを(ストーン位相の) 開集合とよぶ: 任意の要素
I ∈ U に対してある論理式A が存在してI ∈ N_A ⊂ U となる.
4 まとめ
本稿では
? 命題論理のコンパクト性
? 一般カントール空間のコンパクト性
? 可換環の素イデアルの存在
? ブール代数の超フィルターの存在
? ハウスドルフ空間に制限したチコノフの定理
といった数学的命題のそれぞれが, 互いに他の別表現と考えることができ, また, 選択公理のない集合論の
もとでは互いに同値な命題となることを確かめた. この同値な命題のことを素イデアル定理(Prime Ideal
Theorem) と呼ぶ.
数理論理学は数学の論理構造の分析を目的とした論理学の分野として出発したが, それを数学に先立って数
学の基礎づけをする営みと考えるよりも, 数学全体のなかにあって他領域とinteract する一領域と考えるほう
が実り多いだろうと, 筆者は考える. 命題論理と素イデアル定理の絡みあいは, 筆者のそうした考えを支持する
ひとつの状況証拠である.
(引用終り)
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藤田 博司 愛媛大
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なげやり