17/08/27 19:44:03.77 iIK8Y/8u.net
>>147 つづき
Raussen and Skau: 貴方が双曲型群の概念を導入したのはいつだったのですか?
グロモフ: 群の幾何学に関する私の最初の入力はDima Kazhdanから来た。彼は1960年代中頃にKurosh部分群定理の位相的証明を私に説明した。
後で、同じInventiones1971年度号の中で、複素双曲型性に関するGriffithsの論文、双曲型の多様体に関するKlingenbergの論文を私は読んだ。Klingenbergの論文は、主要定理が正しくなかったけれども、粗双曲型性のアイデアを含んだ。そして、私が言ったように、Schuppの論文を既に読んでいた。
Is(2)-groupsは2次元で等周不等式を満足するから、1978年ストーニーブルックでの会議の間に私は双曲型性の始めての定義を、その名前で提示した。論文は3年後に登場した。また、1977年のArbeitstagung[訳注:文字通りワークショップを意味します。
かの有名な故Friedrich Hirzebruch博士によって1957年に創設されて現在に至ります]で話したことも思い出す。すべての双曲型群は負曲率の空間によって実現可能であることを私は約10年間証明しようと頑張ったが、出来なかった。
これはまだ未解決だ。そのうちに、Steve Gerstenは私に既に知っていることを書くように説得し、私はそれを書いたが、そんな群の理論が必要か否か解決出来なかったから、私は非常に不満だった。そんな群が"幾何的"なら(という風に私は言った)、双曲型性の理論を必要としないし、もっと良い定理があるだろう。
つづく