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- 暇つぶし2ch150:現代数学の系譜 物理工学雑談 古典ガロア理論も読む
17/08/27 19:34:58.93 iIK8Y/8u.net
>>135 つづき
ミハイル・グロモフへのインタビュー その1
2010年3月
Martin Raussen オールボー大学
Christian Skau ノルウェー科学技術大学
ミハイル・グロモフはノルウェー科学文学アカデミーの2009年度アーベル賞受賞者である。オスロでのアーベル賞式典に先立って、2009年5月18日にグロモフはMartin RaussenとChristian Skauによるインタビューに応じた。このインタビューは元々Newsletter of the European Mathematical Societyの2009年9月号に登場したが、許諾を得てここに再掲する。
Raussen and Skau: 貴方はレニングラード大学で数学の勉強を始めました。そこでの環境、どのようにして数学的に育まれたのか、貴方にとって重要だった先生達について話して下さい。
グロモフ: 政治的には非常に不愉快な環境にもかかわらず、素晴らしい環境だったと思う。数学コミュニティと教授連には非常に高潔な精神があった。Isidor Pavlovich Natanson教授を含む私の最初の先生達を憶えており、またBoris Mikhailovich Makarovによって監督されるクラスに私は出席した。
これらの人々と彼等の科学への傾倒の猛烈さを理解出来るだろう。上級生達との交流と共に、それは私に大きな衝撃があった。若き代数学者Tolia Yakovlevに言及させてほしい。彼は数学への絶対的貢献のイメージを反映した。他方、科学と数学を関連付ける一般的風潮がレニングラードにはあった。
これはモスクワからのコルモゴロフとゲルファントによる影響だったと私は信じる。コルモゴロフは流体力学に基礎的貢献をし、ゲルファントは生物学で、そして物理学においても研究していた。根本的に、ある程度数学を知的アイデアと展開の焦点とする、知識の普遍性の考え方があった。
それは、そこにいた全員(私自身も含んで)をまとめた。そして、私はモスクワ流の数学をDima Kazhdanから多くを学んだ。私達はKazhdanと時々ミーティングを持っていた。
つづく


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