17/08/19 16:06:37.65 du7mecbW.net
>>114 つづき
新数学人集団(SSS)の時代 ノート33共鳴箱の理論
ヴェイユの書きものに「数学の将来」というのがあり、ヴェイユはそこで「共鳴箱の理論」を語りました。数学者を一流と二流以下に分けて、「二流の数学者は、彼自身の出すことのできない音色に共鳴する共鳴箱の役割を果すにすぎない」という主張を指しているのですが、SSSはかねがねこれに反対していました。
そこでヴェイユ本人に向って「共鳴箱の理論」を攻撃したところ、ヴェイユは長広舌をもってこれに応じました。
ヴェイユ
私は共鳴箱はつまらんと言っているだけではない。それはまた必要でもあるのだが。共鳴箱がないと音叉はさびしいではないか。たとえばベルヌーイはライプニッツの弟子だが
(記憶多少あいまい。註。ベルヌーイ兄弟のことと思います。兄のヤコブと弟のヨハン)、ライプニッツはベルヌーイが現れてからよけいよい仕事をするようになった。もちろんベルヌーイは単なる共鳴箱ではなく、彼自身すぐれた数学者だが、ここで私の言いたいのは、
つづく