現代数学の系譜11 ガロア理論を読む30at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む30 - 暇つぶし2ch580:蛛E数理 野口潤次郎 2004 (抜粋) 本稿では,小林双曲性,有理点の有限性,Nevanlinna 理論,有理近似論(Diophantus 近似論),それらの関数体上での理論,等々の間の理論的,有機的類似に着目する.図式 的には⇒を応用の向きを表すとして次のようになる.関数体上の理論は,ちょうど中間 に位置するとみられる. これに密接に関係するのが,Masser-Oesterl´e によるabc-Conjecture (ここでは,和訳とし て“イロハ予想” と呼ぶ) である. イロハ予想の定式化は,代数体K 上でも同様の式になる.そのとき,(1.5) の左辺第二項 のないものが,Roth の定理である:即ち, これからも分かるように,イロハ予想は大変強い主張をしていることになる.次の節で 分かるように,イロハ予想は有理型関数にたいするNevanlinna の第二主要定理の類似で ある. 以下では,このような視点から観るとき,Diophantus 近似論,値分布論,関数体上の 有理近似論でなにが問題となり,どこまで分かっているかを論ずる.




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