16/08/21 08:04:37.31 HSvIUZ4r.net
>>162 つづき
> で、これを借りれば、時枝先生の記事は”fully rigorous”じゃないってこと
時枝先生の記事で”fully rigorous”じゃない部分を指摘しておく
1.”非可測集合を経由したからお手つき, と片付けるのは,面白くないように思う”で流した点(非可測集合をどう確率論に乗せるかかが数学の論点だろ)
2.”非可測集合を経由したからお手つき”と自ら言っているにも関わらず、”決定番号どれよりも大きい確率は1/100”"めでたく確率99/100で勝てる"などと流した点(証明がない)
3.”素朴に,無限族を直接扱えないのか? 扱えるとすると私たちの戦略は頓挫してしまう”? 陳述が全くrigorousじゃない
4.”まるまる無限族として独立なら,当てられっこないではないか一一他の箱から情報は一切もらえないのだから.勝つ戦略なんかある筈ない, と感じた私たちの直観は,無意識に(1)に根ざしていた, といえる.ふしぎな戦略は,確率変数の無限族の独立性の微妙さをものがたる”とした点
(証明がない。全くrigorousじゃない*))
*)もちろん、2ページの制約のある記事だから、全てに証明は付けられないよ。だが、普通は証明を書いてある参考文献なり教科書を示すものだろう。そもそも数学セミナーの想定読者は、学部生から院生だろう。参考文献なり教科書を示していないのは、なんだかなー。ましてまだ十数行書ける余地があるのに。まあ、示すべきものが無いんだろうが・・