現代数学の系譜11 ガロア理論を読む20at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む20 - 暇つぶし2ch462:ハ子化について repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/95300/1/KJ00004736360.pdf 確率過程量子化をめぐって(筑波大学開学20周年記念第2回『非平衡系の統計物理-現状と展望』シンポジウム,研究会報告) 並木 美喜雄 物性研究 (1994) (抜粋) 置き換えを実行すれば、直ちにブラウン運動の拡散方程式が出てくる(αは拡散 定数)。この対応を使えば、未知の"エーテル"中をブラウン運動する古 典的粒子の挙動が量子力学的に見えるのではないか! この発想の下に Schr6dinger自身を含めて何人かの人たちが量子力学を古典的なブラウン 運動論で置き換えようとした。未知の"エーテル"を記述する力学変数 をしばしば"隠れた変数"といい、この種の理論を"隠れた変数理論"という。 この方向の研究に冷水をかけたのがvonNeumannのNO-GO定理 である。彼はある数学的前提をおいて、"隠れた変数"が存在しないこと を数学的に証明した。彼の権威のためか、"隠れた変数理論"の研究は一 時途絶えた。しかし、この定理の数学的前提は厳しすぎたのである。戟 後になって、D.Bohmはこの定理を越えて、"隠れた変数理論"の一つの 可能な形を示した。 量子力学を消そうを思わなくても、古典的なニュートン方程式(上式 でVQ-0とおいた式)にVQをつけ加えて、経過を逆に辿れば、波動関 数とシュレーディンガー方程式が現れる。これは、古典力学から量子力学 を組み立てる一つの量子化法-すなわち、確率過程量子化である。 5.おわりに 以上、第三の量子化法ともいうべき確率過程量子化の歴史的背景と棉 略を説明し、それを通常の量子化法(正準量子化、経路積分量子化)が うまく機能しないはずの特異系(底なし場およびBorn-Infeld場)に適用 して、一応の結果を得た。




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