16/05/22 12:00:13.53 +9yq5WTE.net
>>246
上段構えの素人さん、どうも。スレ主です。
レスありがとう
守屋本の訳の前半にヒントがあるよ
P26より引用
概論
いくつかの定義と・連の既知である補題を述べることから始めよう.
(略)
ここで,有理的という語の意味するものを説明しておかねばならない.
というのは,この語がしばしば現われるからである.
方程式が有理数をすべて係数にもっとき,その方程式が有理数を係数にもつ因子[の積]に分解できることを,簡単に[方程式が]有理内子をもっということにする.
しかし,方程式の係数が必ずしも有理数でないときは,有理因子とはその因子の係数が与えられた方程式の係数の有理式として表わされるものを意味する.
一般に有理量とは,与えられた方程式の係数の有理式として表されるものを意味する.
なお,有限個の既知と考えられた定数の有理式すべてを有理的と考えることが便利かもしれない.
たとえば,ある整数のlつの累乗根を選び,この累乗根のすべての有理式を有理的と考えてもよい.
いくつかの量を既知のものと考えたとき,解こうとする方程式にこれらの量を添加するということにしよう.
これらの量は方程式に添加されたということにしよう.
こうしたうえで,方程式の係数および、方程式に添加された量といくつかの任意に定めた量との有理式として表わされるすべての量を有理的とよぶことにしょう1) p.76。
補助方程式を用いるとき,それらの係数がわれわれの意味で、有理的ならば,それらの方程式は有理的であるとしよう.
(引用おわり)