16/01/09 08:51:39.22 vCOPf6Dz.net
>>676 つづき
<実数からなる数列R^Nを同値類で類別した、代表と決定番号は、この確率問題ではWell-definedではない> >>639
URLリンク(ja.wikipedia.org)
(この話は、代数が得意な人には納得頂けるだろう)
1.>>676では、mをどんどん大きくすると、ある有限のDに対して、D>=d(s^k)となる集合は零集合に近い存在となることを示した。ここでは、さらに、代表と決定番号は、この確率問題ではWell-definedではないことを示そう
2.第k列の数列s^kが、時枝問題のある同値類cに属することが分かったとしよう
3.簡単な例として、あるnより先の数列のシッポが一致しているとする
・n=10としよう。
・ねもとの、n=1から9の箱の数字が異なる。簡単にするために、この箱の中の数字は、1から10に制限する
・第k列の数列s^kが、例えば1,2,3,4,5,6,7,8,9,n1,n2,n3,・・・・として
・代表元として、例えば3,3,3,4,5,6,7,8,9,n1,n2,n3,・・・・ならば、決定番号は3になる
・そして容易に分かるように、決定番号1の代表元は1通り、決定番号2の代表元は9通り、決定番号2の代表元は9^2通り、・・、決定番号9の代表元は9^9通りとなる。
・つまり、決定番号が大きいほど、代表元の候補は増える。
・だから、ある同値類cに属する元を、ランダムに選ぶと、想定される決定番号は、大きい
・一般に、ねもとの長さをL(=n-1)、箱に入る数の種類をZ個とすると、代表の候補の総数は、Z^y、ここにyは1からLまでを動き、その総和になる。Z^yは、決定番号yの代表元候補の数である
4.これは何を意味するか?
・繰り返しになるが、決定番号が大きいほど、代表元の候補は増える。だから、代表と決定番号は確率問題ではWell-definedではない*)
・かつ、この想定で、箱に入る数の種類をZ個に上限は無い。上記で、Zをどんどん大きくして行くと、小さな決定番号の可能性は殆どゼロ。この点からも、この確率問題ではWell-definedではない*)
つづく