現代数学の系譜11 ガロア理論を読む17at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む17 - 暇つぶし2ch697:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
16/01/03 12:29:29.52 9qiH5IIf.net
>>639
<補足>
1.時枝問題:「可算無限個ある箱の中に(非加算無限から選んだ)実数があり、一つ以外は全部開けて、残り一つの数字を当てることができるか」
2.ここを掘り下げる。まず列が1つのとき、有限のDを任意に決める。D+1から先の箱を開けて、属する同値類を調べ、そこから代表元を得ても、決定番号は1~∞の範囲。
  だから、有限のNが無限になる極限を考えると、この列の決定番号(これをdとして)が、d<=Dとなる事後確率は、D/N→0になる。
3.で、列を、100列に並べ変えた。有限のDの与え方を、問題の列以外の99列の決定番号の最大値(=D)によるとする
  だが、100列が全くランダムだから、この場合(有限Dより小)の事後確率は、上記1と同じく、D/N→0になる。
4.勿論、事前確率としては、ランダムな100列で、問題の列の決定番号が、他の99列の決定番号たちより大になる確率は1/100だ。
  それを逆に取って、的中確率99%と、時枝は主張する。が、事後確率と事前確率とは別なのだ

  (補足の補足)
時枝トリックか、ルーマニアトリックか不明だが、”事前確率と事後確率”、それに”N→∞の極限では、事前確率と事後確率とは整合しなくなる”とがからんで、全体像が、見えにくい。
それがだまし絵たるゆえんだろう。
時枝先生が、数セミ2015.11月号P36の記事を、どこまで本気で書いているか不明だ
が、数学的ロジック(トリック?)は、上記説明と記事を合わせて読んで貰えば分かるだろう


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