現代数学の系譜11 ガロア理論を読む15at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む15 - 暇つぶし2ch196:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/29 20:31:47.00 eoE5GmxF.net
>>178 つづき
いまとなれば、21世紀の常識ですが、一応書かせてもらった・・(^^;
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ラングランズプログラム(英: Langlands program)は、代数的整数論におけるガロワ群の理論を、局所体およびそのアデール上で定義された代数群の表現論および保型形式論に結び付ける非常に広汎かつ有力な予想網である。
同プログラムは Langlands (1967, 1970) により提唱された。
相互律
ラングランズプログラムの出発点は、二次の相互律を一般化したアルティンの相互律であると考えられる。
アルティンの相互律は、ガロワ群が可換であるような代数体のガロワ拡大に適用して、L-函数をガロワ群の一次元表現に対応させ、
さらにそれら L-函数がある種のディリクレ L-級数やヘッケ指標から構成されるより一般の級数(つまり、リーマンゼータ函数のある種の対応物)と同一視できることを主張するものである。
これら種々の異なる L-函数の間の具体的な対応が、アルティンの相互律を構成しているのである。
非可換なガロワ群やその高次元表現に対しても、L-函数は自然な方法で定義することができる(アルティン L-函数)。
ラングランズの考察は、アルティンの主張をより一般の仮定の下で定式化することを許すような、ディリクレ L-函数の真の一般化を求めることであった。
保型形式論
ヘッケ(英語版)は既に、ディリクレ L-函数を保型形式(C の上半平面上で定義される正則函数である種の函数等式を満たすもの)に関連付けていたが、
ラングランズはそれを(有理数体 Q のアデール環 A 上で定義される一般線型群 GL(n, A) の無限次元既約表現の一種である)保型尖点表現に対して一般化した。(Q のアデール環というのは、Q の任意の完備化を一斉に扱ったようなものである)。
ラングランズは、保型 L-函数をその保型表現に対応させ「任意のアルティンのL-函数が、代数体のガロワ群の有限次元表現から生じることと、保型尖点表現から生じることとは等しい」と予想した。
これをラングランズの「相互律予想」という。一口に言えば、相互律予想は簡約代数群の保型表現とラングランズ群から L-群への準同型との間の対応を与えるものである。
つづき

197:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/29 20:38:43.52 eoE5GmxF.net
>>179 つづき
幾何学的ラングランズ予想
ドリンフェルトのアイデアに従ってローモンの提唱した、いわゆる幾何学的ラングランズプログラムは、通常のラングランズプログラムを幾何学的に定式化しなおして、単に既約表現だけを考える以上のものを関連付けようとして生じたものである。
単純な場合だと、代数曲線のエタール基本群の l-進表現を、その曲線上のベクトル束のモジュライスタック上で定義された l-進層の導来圏の対象に関連付ける。
現在の状況
・GL(1, K) に対するラングランズ予想は類体論から従う(というよりは本質的には同じものである)。
・ラングランズ自身は、アルキメデス局所体(R および C)に対するラングランズ予想を、既約表現に対するラングランズ分類を与えて肯定的に解決している。
・ ルスティックによる、有限体上のリー型の群の既約表現の分類は、有限体に対するラングランズ予想に相当するものと考えられる。
・ワイルズによる、有理数体上の半安定楕円曲線のモジュラー性の証明は、ラングランズ予想の一部と見做すことができる[なぜ?]が、ワイルズの方法を任意の数体上に拡張することはできない。
・有理数体上の二次一般線型群 GL(2, Q) に対するラングランズ予想は未解決。
・ラフォルグは函数体 K 上の一般線型群 GL(n, K) に対するラングランズ予想を保証するラフォルグの定理(英語版)を示した。これは GL(2, K) の場合を示したウラジーミル・ドリンフェルトの先行研究に続くものである。
局所ラングランズ予想 詳細は「局所ラングランズ予想(英語版)」
Kutzko (1980) は、局所体上の二次一般線型群 GL(2, K) に対する局所ラングランズ予想(英語版)を証明した。
一般次元の場合には、 Laumon, Rapoport, and Stuhler (1993) が、大域理論を含む論法を以って正標数局所体 K 上の一般線型群 GL(n, K) に対する局所ラングランズ予想を証明し、
標数 0 の局所体上の一般線型群 GL(n, K) に対する局所ラングランズ予想は Taylor and Harris (2001) の証明や、あるいは Henniart (2000) の証明などがある(何れも大域的な議論を用いるものである)。
基本補題
2008年にゴ・バオ・チャウは、所謂「基本補題(英語版)」と称される補助的だが非常に難しい主張を示した。基本補題はもともとラングランズ自身によって1983年に述べられたものである。

198:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/29 20:45:21.44 eoE5GmxF.net
>>180 つづき
URLリンク(ja.wikipedia.org)
谷山志村予想(たにやましむらよそう、Taniyama-Shimura conjecture)は、「すべての有理数体上に定義された楕円曲線はモジュラーであろう」という数学の予想。
証明されて定理となったので、モジュラー性定理またはモジュラリティ定理 (modularity theorem) と呼ばれることもある。
アンドリュー・ワイルズ (Andrew Wiles) は、半安定楕円曲線のモジュラリティ定理=谷山志村予想を証明し、この証明はフェルマーの最終定理とも深く関連する。
後に、クリストフ・ブロイル(英語版)(Christophe Breuil)、ブライアン・コンラッド(英語版)(Brian Conrad)、フレッド・ダイアモンド(英語版)(Fred Diamond)、リチャード・テイラー(Richard Taylor)は、
ワイルズのテクニックを拡張し、2001年にモジュラリティ定理を完全に証明した。
モジュラリティ定理は、ロバート・ラングランズ(Robert Langlands)によるより一般的な予想の特別な場合である。
ラングランズ・プログラムは、保型形式、あるいは保型表現(automorphic representation)(適切なモジュラ形式の一般化)を、例えば数体上の任意の楕円曲線のような、より一般的な数論幾何の対象へ関連付ける方法を探している。
これらの拡張された予想の場合は、現在のところほぼ証明されていない。
^ 黒川重信・栗原将人・斎藤毅共著『数論Ⅱ:岩澤理論と保型形式』岩波書店、2005年、ISBN 4-00005528-3、pp. 589, 591.

199:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/29 20:49:41.36 eoE5GmxF.net
>>181 つづき
”Freitas, Hung & Siksek (2015) proved that elliptic curves defined over real quadratic fields are modular.”だとか
URLリンク(en.wikipedia.org)
Modularity theorem
The Langlands program seeks to attach an automorphic form or automorphic representation (a suitable generalization of a modular form) to more general objects of arithmetic algebraic geometry, such as to every elliptic curve over a number field.
Most cases of these extended conjectures have not yet been proved, however, Freitas, Hung & Siksek (2015) proved that elliptic curves defined over real quadratic fields are modular.

200:132人目の素数さん
15/08/30 08:39:46.62 pcS0NOon.net
>>173
いいえ、決して博識な訳ではございません。
>>174-182の内容は付いていけず、何といえばいいのか分からないが、いえることは、
WeilはSiegelが自分より上だと見ていて、Siegelは自身より岡潔が上だと思っていたようだ。
その岡潔を軸にGrauertやRemmertなどが参戦して多変数関数論は切り拓かれた。
多変数関数論の発展の結果、複素(代数)幾何や(可換環論を用いる)代数幾何が発達し、
数論幾何では後者の代数幾何の結果や手法は使っている。
なので、数論幾何は、多変数関数論のおかげで存在するような分野ということになる。
標数が素数のときの環や体で考えるより、標数が0のときの環や体で考える方が難しい。
標数が素数のときの環や体で考えるような数論幾何は、恐ろしい量の知識とアイディアがなきゃ出来ん。
それに比べて、標数が0のときの環や体で考えることは知識はそれ程要らず、
アイディアがあればいい。知識の量というより発想の問題になる。ただ、解析的なことは必要。
そのよい例が、ワイエルシュトラスがリンデマンの結果を拡張して
リンデマン・ワイエルシュトラスの定理を証明したことだろう。
これは、いつからかは知らないが、長い間問題になっていた円積問題に否定的解決を与えた。

201:132人目の素数さん
15/08/30 11:08:05.08 2xi6miSI.net
スレ主さん、そろそろネーター環について質問するから準備しといてね

202:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 11:32:42.35 kC2go6vW.net
>>183
どうも。スレ主です。
おっちゃん、やっぱり博識やで
>>174-182は、自分のメモとして貼ったんよ。このまえ、ラングランズ予想の本読んだからね。あの本が引用文献になっとるよ(英語版も同じ。というか英語版が元か)
URLリンク(ja.wikipedia.org)
注釈
^ Frenkel, Edward (2013). Love & Math. ISBN 978-0-465-05074-1. 邦訳『数学の大統一に挑む』青木薫訳、文藝春秋、2015年。ISBN 978-4-16-390280-7.
父はこれまでの話を読んで、「内容を詰め込みすぎだ」と言った。たしかに本章では、ヒッチン・モジュライ空間、ミラー対称性、Aブレーン、Bブレーン、保型層といった概念が登場した。
これらすべての名前を覚えようとするだけでも、頭が痛くなってくるかもしれない。しかし信じてほしいが、ここで話した構成法を隅々まで理解している人は、専門家の中にさえ、まずめったにいないのだ。
^ Frenkel, Edward (2013), Love and Math: The Heart of Hidden Reality, Basic Books, p. 77, ISBN 9780465069958
邦訳『数学の大統一に挑む』青木薫訳、文藝春秋、2015年。ISBN 978-4-16-390280-7.
ラングランズ・プログラムは、今や広大な研究分野となり、数論、調和解析、幾何学、表現論、数理物理学などさまざまな領域で、多くの数学者がこれに取り組んでいる。数学者たちは、相当異質な対象を調べているにもかかわらず、よく似た現象を見る。
URLリンク(en.wikipedia.org)
Frenkel, Edward (2013). Love & Math. ISBN 978-0-465-05074-1. "All this stuff, as my dad put it, is quite heavy: we've got Hitchin moduli spaces, mirror symmetry, A-branes, B-branes, automorphic sheaves...
One can get a headache just trying to keep track of them all. Believe me, even among specialists, very few people know the nuts and bolts of all elements of this construction."

203:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 11:34:21.57 kC2go6vW.net
>>184
ネーター環か
分からん。有限生成ということくらいしか浮かばん
まあ、私が答えられなくても、だれか答えてくれるよー(^^;

204:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 11:39:30.54 kC2go6vW.net
>>183 戻る
>なので、数論幾何は、多変数関数論のおかげで存在するような分野ということになる。
そう(層)なんや~! だから、野口 潤次郎著『多変数解析関数論 学部生におくる岡の連接定理』>>146 を読んだ方が良いと思う
教養として。まあ、名著ですね。歴史的補足とか、ところどころに良い解説が入っているよね

205:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 12:13:48.45 kC2go6vW.net
>>187 つづき
野口 潤次郎著『多変数解析関数論 学部生におくる岡の連接定理』を読んだけど、結局難しいところは分からんかった(^^;
”そう(層)なんや~!”と言えるところまでは、行かなかった
けど、A:そう(層)と、B:層係数コホモロジーとあって、AとBが同時に分からんと、分かった気にならないということだけ分かった(^^;
日本の天才岡潔が7年、その論文を受けた仏の天才カルタンが、ルレイのアイデアを参考に読みこなすのに1年かかったという
そんなにすぐ分かるはずもないか~(^^;
だけど、例えばP91 注意3.7.7みたく、大事なのは1次コホモロジーが消えるかどうか
するとどうして一見より複雑な高次コホモロジーをまで考えるのかと
そういう気の利いた注意などが、至るところにあるんだよね。読みやすい。が、すぐ内容が頭に入るほどの実力はまだない・・(^^;

206:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 12:37:27.95 kC2go6vW.net
>>183 もどる
標数正の世界ね。あれ、まだ分からん。普通の直感が働かないよね。働くようになったら、分かったってことだろうが
でも、リーマン予想の類似では、標数正の世界では解決したんじゃなかったっけ?
リンデマン・ワイエルシュトラスの定理か
URLリンク(thesaurus.weblio.jp)
Weblioシソーラス
リンデマン=ワイエルシュトラスの定理
リンデマンの定理
URLリンク(ja.wikipedia.org)
この定理は、円周率やネイピア数などの数が超越数であることを内包する。1885年のカール・ワイエルシュトラスによる寄与を踏まえ、リンデマン=ワイエルシュトラスの定理 (Lindemann?Weierstrass theorem) とも呼ばれる。
歴史
1873年、シャルル・エルミートは e が超越数であることを示した。このことを言い換えるならば、α1, …, αn が相異なる自然数であるとき、eα1, …, eαn は Q 上一次独立である。
リンデマンの定理は、この結果の「自然数」を「代数的数」に、「Q 上」を「Q 上」に 拡張したものである。
リンデマンは、1882年にこの定理を証明し、同時に円周率が超越数であること、円の正方形化が不可能であることを歴史上初めて明らかにした。
1885年、カール・ワイエルシュトラスは、リンデマンの定理の証明を簡単にしたものを公表した。
その後、ヒルベルトらがさらに証明を簡単にした。リンデマンの定理の p-進類似や、一般化であってゲルフォント=シュナイダーの定理も含むシャヌエルの予想は、2009年現在未解決問題である。
英ではLindemann?Weierstrass theoremか。証明がある�


207:AModular conjectureも https://en.wikipedia.org/wiki/Lindemann%E2%80%93Weierstrass_theorem Modular conjecture An analogue of the theorem involving the modular function j was conjectured by Daniel Bertrand in 1997,



208:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 12:44:31.90 kC2go6vW.net
>>188 関連
Eduard ?echさん。?ech cohomologyで有名。1935~37の論文か。層の理論より前だね
URLリンク(en.wikipedia.org)
Eduard ?ech
From Wikipedia, the free encyclopedia
Eduard ?ech (Czech: [??duart ?t??x]) (29 June 1893 ? 15 March 1960) was a Czech mathematician born in Stra?ov, Bohemia (then Austria-Hungary, now Czech Republic).
His research interests included projective differential geometry and topology. He is especially known for the technique known as Stone??ech compactification (in topology).
He received his doctoral degree in 1920 at Charles University, Prague with Karel Petr as advisor. In 1921?1922 he collaborated with Guido Fubini in Turin, Italy.
He taught at Masaryk University in Brno and at Charles University. Ivo Babu?ka, Vlastimil Dlab, Zden?k Frolik, V?ra Trnkova and Petr Vop?nka have been doctoral students of ?ech. He died in Prague in 1960.
Publications
?ech, E. (1935), "Les groupes de Betti d'un complexe infini", Fundamenta Mathematicae 25 (1): 33?44
?ech, E. (1936), "Multiplications on a complex", Ann. of Math 37: 681?697, doi:10.2307/1968483
?ech, E. (1937), "On bicompact spaces", Ann. of Math, (2)38: 823?844

209:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 12:46:19.89 kC2go6vW.net
ああ、文字化けしているねー
CechのCの上に記号がついているんだけど・・

210:132人目の素数さん
15/08/30 13:23:09.03 GBlATZpw.net
>>188
コホモロジーの定義ぐらい追えるんなら準同型定理わかってるはずなんだがな。

211:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 14:58:10.78 kC2go6vW.net
>>192
そりゃそうだね~(^^:
ホモロジーも同じだな
短完全列と長完全列か・・
そのうちやってみるよ
あまり御利益が見えないので、つい後回しだが
最近あちこちで出てくるんだよね~

212:132人目の素数さん
15/08/30 15:30:29.20 pcS0NOon.net
>>188
そういう層やコホモロジーが分からない人のための多変数複素解析の本が、
>>150のコースになる。西野氏の本では出来る限り岡潔のやり方を踏襲している。
Grauert-RemmertのTheory of Stein Spacesを参考にすることで、やっとこさ層やコホモロジーが出て来る。
大沢氏の多変数複素解析、複素解析幾何学とデイバー方程式を事前に読むといい。
ヘルマンダーの読み方は大体書いた。他に必要な知識といえば、微分形式や関数解析
だが、楕円型境界値問題が分かれば関数解析の方は分かる。
野口 潤次郎著『多変数解析関数論 学部生におくる岡の連接定理』に匹敵する
名著が岡潔に直接ご対面したことがある一松氏が書いた一松本。
方法論は同じで、一松本でも層やコホモロジーを使っているらしい。
聞くところによると、歴史も書いてあるらしい。挙げている長所は似たり寄ったり。

213:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 15:38:44.36 kC2go6vW.net
>>188 つづき
「代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009」が、めちゃ面白い(^^;
この面白さが理解できるようになったのは、野口 潤次郎を読んだお陰やと思う・・
層の気持ちね~(^^;
URLリンク(www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp)
代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009
こちらは付録
URLリンク(www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp)
代数曲線に触れる 松本 眞 広島大 2004

214:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 15:41:53.22 kC2go6vW.net
>>194
どうも。スレ主です。
おっちゃん、ありがとう
一松信先生ね
結構いろんな本出してたよね。大分記憶が薄れたが・・

215:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 15:46:08.57 kC2go6vW.net
>>195 つづき
「代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009」さわり抜粋
P10
前半の授業で、「どうしてもわれわれは射影代数多様体を考えた
い」すなわち「射影化の必要性」を見た。しかしながら、アフィンスキー
ムの範疇では射影代数多様体を含むものは構成できない(と思う)。それ
は、たとえば次のような観察による。(ラフな考えなので、厳密ではない。)
定理3.15. コンパクトな複素解析多様体X において、X 全体で定義され
る正則関数(すなわち、X ! C なる正則関数)は定数のみ。
ここでは深入りしない。射影直線P1(C) においては、極を持たない関
数が定数関数しかないことは複素一変数関数論の「最大値の定理」から
従う。
そこでわれわれは、「多様体」などがそうであったように、「アフィン
スキームを部品として、貼りあわしてできたものの全体」を考えて、そ
れを多様体の一般化=(一般の)スキームとして定義する必要性にせま
られる。
可微分多様体であれば、「位相空間X」であって、局所的には開球と位
相同型が与えられ(座標)、二つの位相同型(座標)は、重なっているとこ
ろでは(座標間の)「可微分同相を与える」、という定義が可能であった。
スキーム論でも、実はほとんど同じ作戦をとることもできるのだが、
ちょっと複雑になる。なぜ複雑になるのかを説明しようと試みたが、僕の
力量ではできない。
結論からいうと、「位相空間上の環の層」で、局所的にアフィンスキー
ムと同型になるもの、としてスキームを定義するのが最も標準的と思わ
れる。
つづく

216:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 15:51:03.24 kC2go6vW.net
>>197 つづき
「代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009」さわり抜粋
P7
(0) の閉包を考えるとV (0) = X。したがって、(0) を含む閉集合はX
のみ。言い換えると、X の開集合は、空でなければ(0) を含む。この位
相空間はハウスドルフ性をもたない。(0) をX のgeneric point(一般点)
という。generic point は、初学者には躓きの石である。が、なれてくる
と非常に便利で自然な点であることがわかってくる。
標語的にいえば、generic point がなければ、点集合C が「一つの曲線」
であることを保証するものがない。
コメント:なんのこっちゃと思うけど、そういう説明があることが親切やねー(^^
つづく

217:132人目の素数さん
15/08/30 15:52:19.86 pcS0NOon.net
>>196
持っているようなので、ちょっと聞きたいが、
野口 潤次郎著『多変数解析関数論 学部生におくる岡の連接定理』
にベルグマン核のことは書いてあるか?

218:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 15:58:05.05 kC2go6vW.net
>>198 つづき
「代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009」さわり抜粋
P8
これにより、f は曲線V (f) を「代表
する一般的な点」とみなされ(意味不明かと思うが、いつかわかるかも)
V (f) のgeneric point と呼ばれる。
(0) の閉包はX で、X のgeneric point と呼ばれる。
定義3.6. Aを可換環とする。SpecAの関数環とは、Aのことである。A
の元を、「SpecA 上の正則関数」(regular function) と言うが、定義上は
ちっとも「関数」にはなっていない。
すなわち、スキーム論では、「関数」は通常の「集合から集合への写像」
を意味しない。
定義3.7. 環A と位相空間SpecA を組にして考えたものをアフィンス
キームという。が、記号としてはSpecAであらわす。位相空間SpecAの
ことは、「SpecA の台集合(underlying set)」と呼ぶことが多い。
コメント:(意味不明かと思うが、いつかわかるかも)とか、「SpecA 上の正則関数」(regular function) と言うが、定義上は
ちっとも「関数」にはなっていない・・とか。記号SpecAって意味が変わっているとか。フォローが良いね
つづく

219:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 16:01:19.04 kC2go6vW.net
>>199
おっちゃん、どうも。スレ主です。
ベルグマン核ね、無いみたいやね
索引に無いし、さっと読んだだけだが、気付かなかったから

220:132人目の素数さん
15/08/30 16:07:39.51 pcS0NOon.net
>>201
あ~、野口氏の本と一松本の決定的な違いはここだな。
一松本にはベルグマン核のことも書いてあるらしいんだよ。

221:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 16:18:03.89 kC2go6vW.net
>>201 補足
ベルグマン核は、初耳だが、思うに偏微分方程式の解法に関係するんじゃないかな?
1933あたりだと、シュワルツの超関数論の前か。いまでは、積分核を使うのは当たり前だが、当時は最先端かねー
野口の本のテーマとはちょっと合わないんじゃないかな?
URLリンク(ja.wikipedia.org)
多変数複素函数論の研究におけるベルグマン核(ベルグマンかく)とは、領域 D in Cn 上のすべての二乗可積分正則函数のヒルベルト空間の再生核(英語版)(reproducing kernel)である。ステファン・ベルグマン(英語版)(Stefan Bergman)の名前に因む。
URLリンク(en.wikipedia.org)
URLリンク(en.wikipedia.org)
Stefan Bergman (5 May 1895 ? 6 June 1977) was a Polish-born American mathematician whose primary work was in complex analysis. He is best known for the kernel function he discovered while at Berlin University in 1922.
This function is known today as the Bergman kernel. Bergman taught for many years at Stanford University, and served as an advisor to several students.[1]
The Bergman Prize
The Stefan Bergman Prize in mathematics was initiated by Bergman's wife in her will, in memory of her husband's work. The American Mathematical Society supports the prize and selects the committee of judges.[4] The prize is awarded for:[4]
1.the theory of the kernel function and its applications in real and complex analysis; or
2.function-theoretic methods in the theory of partial differential equations of elliptic type with a special attention to Bergman's and related operator methods.
Selected publications
Bergmann, Stefan (1933), "Uber die Kernfunktion eines Bereiches und ihr Verhalten am Rande. I", Journal fur die reine und angewandte Mathematik (in German) 169: 1?42, doi:10.1515/crll.1933.169.1, JFM 60.1025.01.
以下略

222:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 16:30:17.55 kC2go6vW.net
>>202
おっちゃん、どうも。スレ主です。
一松本の内容を知らないが、野口本の参考文献に上がっている
一松信「多変数解析函数論」培風館 1960
1960は、さすがに内容が古くないか?
まあ、当時の空気を伝えているという意味では、価値があると思うが・・。下記前にも引用した気がするが、まだご存命か・・
URLリンク(ja.wikipedia.org)
一松 信(ひとつまつ しん、1926年3月6日 - )は、日本の数学者。京都大学名誉教授。
人物
「すでに学生時代に多変数関数論の最高峰をきわめられた」[1]と紹介されるほどの俊才だったようで、その後も、多変数関数論の他、数値解析、計算機


223:科学などでもリーダー的な研究者であった。 著作は多数に上り、良書とされるものが多い。また優れたエッセイ集もある。数学セミナーの「エレガントな解答をもとむ」によく問題を投稿している。 著作は明解かつ詳細な記述が特徴で、構成が緻密であり、練習問題やその解答、索引や参考文献にも気が配ってあるものが多い。



224:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 16:37:48.18 kC2go6vW.net
>>200 つづき
「代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009」さわり抜粋
P12
定義4.5. (opposite category) カテゴリーC に対し、そのopposite カテ
ゴリーCop をob(Cop) = ob(C)
HomCop(a; b) := HomC(b; a) 合成を
g ±Cop f := f ±C g で定義する。
定義4.6. Cop からD への関手を、C からD への半変関手(contravariant
functor) という。
定義4.7. 前層(presheaf) X を位相空間とし、C(X) をその開集合がなす
カテゴリーとする。Dをカテゴリーとする。関手F : C(X)op ! Dを、D
に値をとる前層という。
例4.8. X を位相空間とする。たとえば複素数の集合とおもってもよい。
X のある開集合上定義された実数関数の全体は、前層となる。D として、
環のカテゴリーをとる。
U 2 ob(X) に対して、F(U) := U 上の実数値関数の全体をとる。U1 ?
U2 のとき、FU2;U1 : F(U2) ! F(U1) は制限写像で与えられる。
同様の例は、X 上のある開集合上定義された実連続関数でもよい。
この例により、R 2 F(U2) に対し、RjU1 2 F(U1) でFU2;U1(R) を表すこ
とが多い。
コメント:前層をカテゴリーで定義するか・・・。(^^
つづく

225:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 16:42:49.12 kC2go6vW.net
>>200 つづき
「代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009」さわり抜粋
P12
定義4.9. Dを集合のカテゴリーの部分カテゴリーとする。前層F : C(X)op !
D が層であるとは、次の二条件を満たすことである。
U = [i2IUi
を、X の開集合U とその開被覆とする。
2 F(U) の元R;  ̄ は、RjUi =  ̄jUi が全てのi で成立するならばR =  ̄.
2 各i についてRi 2 F(Ui) をとり、全てのペアi; j 2 I に対して
RijUi\Uj = Rj jUi\Uj
となったとする。このとき、R 2 F(U) が存在してRjUi = Ri となる
(任意のi で)。
層の条件とは、「局所的に一致していたら、大域的に一致」「局所的に
存在しているものが、共通部分で一致していたら貼りあって大域的に存
在するものになる」という気持ちを公理化したものである。
X 上の実数関数の前層、実連続関数の前層などは層である。
コメント:文字化けがひどいので、引用ではさっぱり分からんやろ。原文見て。”気持ちを公理化したものである”か。松本節炸裂!(^^;
つづく

226:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 16:47:20.01 kC2go6vW.net
>>206 つづき
「代数曲線に触れる補足 松本 眞 広島大 2009」さわり抜粋
P13
前層だが層でないものの例として、X を非連結な位相空間とし、F(U)
をU 上定義された実定数関数として得られる前層がある。
たとえばX = 1; 2:離散位相とする。F(X) = F(1) = F(2) = R とし、
F(;) = f0g とする。制限写像は恒等写像とし、空集合への制限は0 写像
とすると、前層である。しかし、R1 2 F(1), R2 2 F(2) を異なる実数とす
ると、これはX 上の元に貼り合わさらない。
次の注意は、理解するのが困難なので、最後の一行だけ信じればよい。
注意4.10. F がX 上の層であるとすると、F(;) は一元集合となる。とい
うのは、; の開被覆としてI = ; という「0個の集合からなる」被覆がと
れる。このとき、Qi2I F(Ui) は一元集合f;g である(何もとってこない、
という取り方)。これらは貼り合わせの条件を満たす。ので、これらを貼
り合わせてえられる元がF(;) にある。一方、「一意性」の条件から、他
には元はない。
これにより、たとえばF が環のカテゴリーに値をとる層であるならば、
F(;) はただ一元からなる環であり、それは零環= f0g である。
コメント:これも文字化けがひどいので、原文見て。”次の注意は、理解するのが困難なので、最後の一行だけ信じればよい”って、松本先生、ほんまいい人やね~、涙でるわ!(^^;
つづく

227:132人目の素数さん
15/08/30 16:49:18.66 pcS0NOon.net
>>204
いや、書いてあることの内容が発展した時代としては、
一松本も西野氏(Grauert,Remmert)の本も、ヘルマンダーも、大して変わらない。
どれも岡潔やGrauert,Remmertなどが発展させた内容を扱っている。
その後、新しく多変数複素解析が発展した時期があって、Feffermanが
ベルグマン核の核関数の漸近挙動を導いたことで新しく内容を付け加えたことがある。
その結果は、大沢氏の多変数複素解析に書いてある。その証明は載っていない。
長い証明だそうだ。なので、ベルグマン核は多変数複素解析の1つの内容になる。

228:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 16:55:01.52 kC2go6vW.net
>>206 ほそく
松本 眞先生のお陰で、層の気持ちが分かってきた・・
そうなんや、そうなんや、層なんや~!(^^;
他の先生は、分からんようにぐしゃぐしゃに書いていたんや~・・・、って自分が分かってなかっただけやけど(^^;
グロタンが悪い。あいつ天才すぎ。常人に分かるように書く能力ないんやわきっと、、って自分が分かってなかっただけやけど(^^;
次は、層係数コホモロジーか
松本 眞先生のPDF落ちてないかな・・

229:132人目の素数さん
15/08/30 16:57:53.72 pcS0NOon.net
>>204
>>208の訂正:「漸近挙動」→「漸近展開」

230:132人目の素数さん
15/08/30 16:59:58.22 GBlATZpw.net
コホモロジーは指数定理の指数を表わすのにも使われてる。

231:132人目の素数さん
15/08/30 17:03:57.53 GBlATZpw.net
コホモロジーは特性類経由で指数定理の指数を表わすのにも使われてる。
層係数ではないけど。

232:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 17:06:37.66 kC2go6vW.net
>>208
おっちゃん、どうも。スレ主です。
いやー、ほんま初耳の話ばかりです
多変数複素解析の知識は、岡先生の話から先は知らないんよ
佐藤超関数なんかも、多変数複素解析の基礎の上に乗っていると思うんだが
検索するとこれか
URLリンク(ja.wikipedia.org)
多変数複素関数
さらに進んで、解析幾何(紛らわしいが、これは解析的関数の零点の幾何に関する名称であり、初中等教育で習うような解析幾何学のことではない)や複数変数の保型形式、偏微分方程式などに応用できる基本的な理論が構築された。
また複素構造の変形理論(英語版)や複素多様体は、小平邦彦やドナルド・スペンサー(英語版)によって一般の形式で表現された。
さらに、ジャン=ピエール・セールの高名な論文 GAGA において、解析幾何 (geometrie analytique) を代数幾何 (geometrie algebrique) へと橋渡す観点が突き止められた。
数論に対する興味は、特にモジュラー形式の一般化に注がれる。
その古典的な代表例は、ヒルベルトモジュラー形式(英語版)やジーゲルモジュラー形式(英語版)である。
今日においてそれらは、解析的関数から保型表現が生じるようなアーベル群(それぞれ GL(2) の総実代数体(英語版)のヴェイユ制限(英語版)と、シンプレクティック群)と関連付けられている。
その後の発展として、佐藤超関数の理論や楔の刃の定理(英語版)が挙げられるが、それらはいずれも場の量子論から着想が得られているものである。
その他、バナッハ環の理論など、多複素変数を扱う分野は数多く存在する。

233:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 17:09:39.63 kC2go6vW.net
>>211-212
どうも。スレ主です。
コメントありがとう
コホモロジー、勉強します(^^;

234:132人目の素数さん
15/08/30 17:40:53.69 GBlATZpw.net
図書館の本はこのスレのスレ主は見ないだろうけど
「数学の土壌」日本評論社の「層」と「消滅定理」の項目でクザンの問題を使って層係数コホモロジーの解説してるのが
文系にも読みやすいまともな解説だと思う�


235:B



236:132人目の素数さん
15/08/30 17:43:01.47 GBlATZpw.net
あと加藤五郎「コホモロジーのこころ」岩波書店も層係数コホモロジーの教科書だと思う。
売り切れてるから図書館で借りるしかないけど。

237:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 18:11:59.16 kC2go6vW.net
>>208
>大沢氏の多変数複素解析
こんなのがヒットした。読んでも意味わからんが、比較的最近の文献なんで、引用文献なども参考になるだろう
URLリンク(repository.kulib.kyoto-u.ac.jp)
複素葉層の安定集合の幾何と∂方程式(葉層の微分幾何とベルグマン核) 大沢健夫 数理解析研 ?2009

238:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 18:23:28.48 kC2go6vW.net
>>215-216
ども
ありがとう
まあ、文系の読める本が良いよね
図書館はあるけど、町の図書館なので、数学の専門書は少ない。大学の数学系の図書館とは違う
でも、アマゾンで結構古書が上がっているので、良い本なら・・

239:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 19:38:09.46 kC2go6vW.net
コホモロジーね、森田茂之が再ヒットしたので貼り直しておく
これ面白そうだよ
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む10
スレリンク(math板:615番)
615 名前:132人目の素数さん[] 投稿日:2014/12/06(土) 16:20:45.35
<下記は、検索でヒットした寄り道である>
URLリンク(www.math.chuo-u.ac.jp)
中央大学
URLリンク(www.math.chuo-u.ac.jp)
ENCOUNTERwithMATHEMATICS
URLリンク(www.math.chuo-u.ac.jp)
森田茂之氏による特別講演
URLリンク(www.math.chuo-u.ac.jp)
微分トポロジーの研究と展望等について, 森田茂之氏(東大・名誉教授)に自由に講演していただきます. 全10回程度の講演
テーマ: 「特性類と不変量」
全体への梗概:
向き付けられた閉曲面に対するガウス・ボンネの定理は, ガウス曲率の総和とオイラー数との間の密接な関係を与える美しい定理である.
現代幾何学は, これをさまざまな形に一般化しつつ発展してきた.
その中で中心的な働きをしてきたのは, 特性類と不変量という考え方である.
この講義では, これらの道筋をいくつかのトピックスを取り上げつつ概観する.
そして後半では, 新しい不変量をいかにして作るかについて, 現在研究中の一つの方法を述べる.
コンピュータによる実験的な計算なども例示する予定である.

240:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 20:00:25.48 kC2go6vW.net
安田 健彦先生「Macaulay2による計算代数幾何」良いね
URLリンク(takehikoyasuda-jp.jimdo.com)
Macaulay2による計算代数幾何
2012年10月8?12日に首都大学東京で行ったの集中講義の講義ノート。誤植、間違いなど多々あると思います。見つけた方は、連絡頂けると嬉しいです。
URLリンク(takehikoyasuda-jp.jimdo.com)
プロフィール 安田 健彦 (ヤスダ タケヒコ)大阪大学 大学院理学研究科 数学専攻准教授
自己紹介:福岡県北九州市と千葉県市原市で育つ。数学者。専門は代数幾何。ゲームEuler Gettterを考案。趣味はテニス。
研究について:代数幾何、特に特異点を研究しています。モチーフ積分、新しいブローアップの構成、非可換環など、新しい手法を特異点の研究に利用するのが好きです。
学生の頃は抽�


241:ロ理論にあこがれましたが、ポスドク時代に数値実験によりいくつかの発見をしてからは、実験の重要性を認識するようになりました。 最近は特異点、フロベニス写像、非可換環、整数論などの間の不思議な関連を調べています。また私の研究の多くはマッケイ対応というものと関連しています。 研究というか分かりませんが、数学的なボードゲーム"Euler Getter"を開発しました。実射影平面上でオイラー標数を取り合うゲームです。良かったら遊んでみて下さい。



242:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 20:11:19.01 kC2go6vW.net
>>220 補足 「Macaulay2による計算代数幾何」
・私自身はMacaulay2 を体系的に勉強したことはなく、見よう見まねでやっているうちに少しずつ覚えて、今では研究でもよく使うようになった。
・1.2 実験のススメ 数学研究における、コンピューターの使用は少しずつ増えてきているが、まだまだ「数学は紙と鉛筆でひたすら証明を積み上げる」というイメージが強いと思う。しかし、私はコンピューターを使った数値実験を大いにお勧めしたい。
・今後は、数学も通常科学に近づき、理論と実験が2 本の柱になるだろう。
・第8 章 射影多様体と層のコホモロジー
・8.2 連接層のコホモロジー いくつかの標準的な連接層は簡単に射影多様体から作ることができる。まず、(捻れ)構造層。
・任意の連接層を捻りたければ、例えばTX(3) などとすれば良い。(接層とOX(3) のテンソル積。)
・演習30 Serre の双対定理と消滅定理、小平の消滅定理を好きな例で確認せよ。
・8.3 加群から連接層を作る
コメント:要するに、コホモロジーは計算機に乗るよと

243:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 20:17:21.35 kC2go6vW.net
これもご参考
URLリンク(fe.math.kobe-u.ac.jp)
KNOPPIX/Math/2011 質問と答え集 KNOPPIX/Math 開発チーム
URLリンク(fe.math.kobe-u.ac.jp)
Macaulay2の紹介 横田博史 著

244:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 20:25:25.83 kC2go6vW.net
>>180 関連
検索でヒットしたので、貼っておく
URLリンク(www.mathsoc.jp)
日本数学会 代数学分科会 ホームページ
URLリンク(www.mathsoc.jp)
代数学シンポジウム関連情報
URLリンク(www.mathsoc.jp)
第59回代数学シンポジウム(報告集)日程: 2014年9月8日(月)-- 9月11日(木)
URLリンク(www.mathsoc.jp)
阿部知行(東大カブリ数物) 数論的D加群と関数体のラングランズ対応(pdf file)

245:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/08/30 20:27:10.99 kC2go6vW.net
>>220-221
おーい、おっちゃん!
Macaulay2 使ってみて~!(^^;

246:132人目の素数さん
15/08/30 20:45:59.62 AGkdFtPD.net
>>224
おっちゃんではありませんが、
Macaulay2は面白そうですね。後で調べてみます。

247:132人目の素数さん
15/09/01 15:41:41.24 MF8hzrYg.net
>>220-221
おっちゃんです。
悪いけど、普段パソコンで計算するようなことはしていません。
むしろ、数値解析の理論や応用数学の理論の方に興味がある。
数値解析や応用数学の定理とか読むと、しっかり証明されていたりして案外面白い部分はある。
>>217を読んだけど、前提知識が多くなっているぞw
特性類、葉層構造、複素多様体(ケーラー多様体)、多変数複素解析全般、デイバー方程式、表現論(等質空間)、
調和写像、Siuの強剛性定理だったか、非線形の熱方程式、フィンスラー多様体、レヴィ形式。
この位か。
まあ、多変数複素解析とか他の分野してたら自然に或る超越性の証明が出来た。
ただ、どうしても出来ないことがまだあるので、今度は逆問題も必要になるかも�


248:ネ。



249:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/04 21:23:38.52 s9oRX8Ku.net
>>225
どうも。スレ主です。
Macaulay2、よろしく
どうも、Linuxみたいな環境が必要らしい(windowsそのままでは乗らない)

250:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/04 21:26:32.35 s9oRX8Ku.net
>>226
どうも。スレ主です。
おっちゃん、レスありがとう
大沢健夫先生も難しいことを書いたんやね~
もっとも、専門の論文やからしかたないか
超越性の証明ね
おっちゃん、博識やからなー

251:132人目の素数さん
15/09/05 00:11:56.33 7l3YOBh1.net
土日の始まり

252:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 06:45:38.50 LkHxIayp.net
>>221 補足
Macaulay2 ではないが、マイヤー・ヴィートリス完全系列
URLリンク(ja.wikipedia.org)
数学の特に代数的位相幾何学およびホモロジー論におけるマイヤー・ヴィートリス完全系列(マイヤーヴィートリスかんぜんけいれつ、英: Mayer?Vietoris sequence)は、
位相空間が持つホモロジー群やコホモロジー群といった代数的位相不変量を計算するのに便利な道具の一つで、オーストリアの数学者ヴォルター・マイヤーとレオポルト・ヴィートリスによって示された。
これは、位相空間を(コ)ホモロジーの計算がより容易にできるような部分空間の小片に分解するとき、得られる部分空間の(コ)ホモロジーの列ともとの空間のそれとの関係を述べたもので、それによりもとの空間のそれらを計算するという方法論を与える。
マイヤー・ヴィートリス完全系列と呼ばれる完全系列は、全体空間の(コ)ホモロジー群、部分空間の(コ)ホモロジー群の直和、部分空間の交わりの(コ)ホモロジー群の三者から構成される自然な長完全列である。
位相幾何学に現れるような空間の多くは非常に簡単な小片の貼り合わせとして構成されるが、
そういったものの中で、空間を被覆する二つの部分空間(およびそれらの交わり)がもとの空間より単純な(コ)ホモロジーを持つものを注意深く選べば、マイヤー・ヴィートリス完全系列によりもとの空間の(コ)ホモロジーが完全に演繹できるというのである。
この観点で言えば、マイヤー・ヴィートリス完全系列は、基本群に対するザイフェルト-ファン・カンペンの定理(英語版)の類似であり、実際一次元ホモロジーに対しては明確な関係がある。

253:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 06:48:15.73 LkHxIayp.net
>>230
分かり難く書いてある
というか、意味分からんかった
が、例えば、どうも図形を2つに分けて、それぞれを計算して合成するみたいな話らしい

254:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 07:02:13.20 LkHxIayp.net
>>231 つづき
引用しないが、球面とかクラインの壷のホモロジー群の計算はこうやるのか・・
URLリンク(ja.wikipedia.org)
3 簡単な応用例
3.1 超球面
3.2 クラインの壷
3.3 一点和
3.4 懸垂空間

255:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 07:28:33.93 LkHxIayp.net
>>232 つづき
英語版
URLリンク(en.wikipedia.org)
超球面
k-sphere
このように球面のホモロジー群は完全にわかっており、今のところ知られている球面のホモトピー群の場合(特に n > k の場合には殆ど知られていない)とは対照的である[15]。
Such a complete understanding of the homology groups for spheres is in stark contrast with current knowledge of homotopy groups of spheres, especially for the case n > k about which little is known.[15]

256:132人目の素数さん
15/09/05 07:37:59.28 m1S6Yidm.net
>>228
>超越性の証明ね
>おっちゃん、博識やからなー
いえいえ、そんなことはございません。
私(おっちゃん)なんぞはちっぽけな存在であります。
恥ずかしくて情けない限りでございます。

257:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 07:56:54.65 LkHxIayp.net
>>233 つづき
球面のホモトピー群は下記
URLリンク(en.wikipedia.org)
In the mathematical field of algebraic topology, the homo


258:topy groups of spheres describe how spheres of various dimensions can wrap around each other. They are examples of topological invariants, which reflect, in algebraic terms, the structure of spheres viewed as topological spaces, forgetting about their precise geometry. Unlike homology groups, which are also topological invariants, the homotopy groups are surprisingly complex and difficult to compute. The n-dimensional unit sphere ? called the n-sphere for brevity, and denoted as Sn ? generalizes the familiar circle (S1) and the ordinary sphere (S2). The n-sphere may be defined geometrically as the set of points in a Euclidean space of dimension n + 1 located at a unit distance from the origin. The i-th homotopy group πi(Sn) summarizes the different ways in which the i-dimensional sphere Si can be mapped continuously into the n-dimensional sphere Sn. This summary does not distinguish between two mappings if one can be continuously deformed to the other; thus, only equivalence classes of mappings are summarized. An "addition" operation defined on these equivalence classes makes the set of equivalence classes into an abelian group. つづく



259:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 08:01:37.52 LkHxIayp.net
>>235 つづき
The problem of determining πi(Sn) falls into three regimes, depending on whether i is less than, equal to, or greater than n. For 0 < i < n, any mapping from Si to Sn is homotopic
(i.e., continuously deformable) to a constant mapping, i.e., a mapping that maps all of Si to a single point of Sn. When i = n, every map from Sn to itself has a degree that measures how many times the sphere is wrapped around itself.
This degree identifies πn(Sn) with the group of integers under addition.
For example, every point on a circle can be mapped continuously onto a point of another circle; as the first point is moved around the first circle, the second point may cycle several times around the second circle, depending on the particular mapping.
However, the most interesting and surprising results occur when i > n.
The first such surprise was the discovery of a mapping called the Hopf fibration, which wraps the 3-sphere S3 around the usual sphere S2 in a non-trivial fashion, and so is not equivalent to a one-point mapping.
The question of computing the homotopy group πn+k(Sn) for positive k turned out to be a central question in algebraic topology that has contributed to development of many of its fundamental techniques and has served as a stimulating focus of research.
つづく

260:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 08:05:07.65 LkHxIayp.net
>>234
どうも。スレ主です。
おっちゃん、朝早くありがとう
超越数はむつかしいよね
多変数複素函数論とどう結びつくのか、想像できませんでした(^^

261:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 08:07:29.49 LkHxIayp.net
>>236 つづき
きれいな労作の表が作ってあってね。一見の価値ありです
URLリンク(en.wikipedia.org)
Contents
1 Background
1.1 n-sphere
1.2 Homotopy group
2 Low-dimensional examples
2.1 π1(S1) = Z
2.2 π2(S2) = Z
2.3 π1(S2) = 0
2.4 π2(S1) = 0
2.5 π3(S2) = Z
3 History
4 General theory
4.1 Table
4.2 Stable and unstable groups
4.3 Hopf fibrations
4.4 Framed cobordism
4.5 Finiteness and torsion
4.6 The J-homomorphism
4.7 Ring structure
5 Computational methods
6 Applications
7 Table of homotopy groups
8 Table of stable homotopy groups
9 References
9.1 General algebraic topology references
9.2 Historical papers
10 External links

262:132人目の素数さん
15/09/05 08:36:53.76 m1S6Yidm.net
>>237
基本的に代数的数とかの数学的対象全体がなす集合が可算な場合は、その対象は代数で扱える。
が、超越数とか対象全体がなす集合が非可算な場合、その対象には、空間や直線の完備性故に、
代数で扱える範囲には限度がある。例えば、無作為かつランダムに実数xを選んだとき、
xの超越性を示すときは、如何にして思い付くのかがサッパリ理解不能だが、大抵解析的手法で
何らかの積分を構成して2つの相反する大小関係から矛盾に導いて示すことになる。
事前にxが超越数と予め判明していないと、有理数体Qにxを添加した超越拡大体Q(x)とかを
構成して超越数について議論することは不可能になる。
解析にハマり出したのは、そういうことを悟ったあたりからだよ。

263:132人目の素数さん
15/09/05 09:07:23.69 m1S6Yidm.net
>>237
まあ、他にはディオファンタス近似とか無限級数の手法とかもある。
何れにしろ、無作為かつランダムに実数xを選んだとき、xの超越性を示すときは、
大抵解析的手法になる。超越性を既に認識していれば、超越拡大体とかの手法により
代数的議論が可能になる。このようなとき構成した超越拡大体は可算になる。
超越性をまだ認識していない無作為かつランダムな実数を選んで議論するときは、
大抵代数的手法は通用せず解析的手法とか他の手法になる。

264:132人目の素数さん
15/09/05 09:11:33.31 w2f+XEjf.net
>>239-240
ランダム実数って基礎論の概念じゃないの?。昔数セミに竹内外史が記事書いてた。

265:132人目の素数さん
15/09/05 09:40:30.87 m1S6Yidm.net
>>241
普通より突っ込んだ基礎論は余り知らず、
ランダム実数が基礎論の概念かどうかまでは詳しく知らない。

266:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 09:45:25.29 LkHxIayp.net
>>239
おっちゃん、どうも。スレ主です。
>何らかの積分を構成して2つの相反する大小関係から矛盾に導いて示すことになる。
ああ、いまちらっと見た下記がそうだったね。この板では、積分記号が扱えないから、引用しないけど
URLリンク(en.wikipedia.org)
Sketch of a proof that e is transcendental
The first proof that the base of the natural logarithms, e, is transcendental dates from 1873. We will now follow the strategy of David Hilbert (1862?1943) who gave a simplification of the original proof of Charles Hermite. The idea is the following:
Assume, for purpose of finding a contradiction, that e is algebraic. Then there exists a finite set of integer coefficients c0, c1, ..., cn satisfying the equation:
おっちゃん、本格的やね!(^^;

267:132人目の素数さん
15/09/05 09:55:10.47 tj0iRPLO.net
スレ主さんは数学に飽きたり数学がイヤになったりしませんか?
私は自分の能力のなさに絶望してもう数学やりたくなくなりました

268:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:01:19.67 LkHxIayp.net
>>243 つづき
解析的整数論
URLリンク(ja.wikipedia.org)
解析的整数論
微積分や複素関数論等の解析学的手法を用いて問題に取り組む。この分野は初めて解析的な手法を系統的に数論に応用したディリクレに始まるとされる。
その弟子であるベルンハルト・リーマンによってすでにこの分野の(ひいては数論)の最大の未解決問題であるリーマン予想(1859


269:年)が提示されたのは興味深い。 素数定理の証明(1896年)はこの分野の一里塚である。ゼータ関数、保型関数を研究するのもこの分野であって、超越数論とも関係が深い。 19世紀末から20世紀初頭 この時代には、アクサル・トゥエがディオファントス方程式の研究に重要な貢献をした。また、ダフィット・ヒルベルトは代数的整数論で貢献し、ウェアリングの問題の証明も行った。 ヘルマン・ミンコフスキーは幾何学的数論を創始した。他にも、アドルフ・フルヴィッツ、ヴァツワフ・シェルピニスキといった数学者が数論の発展に貢献している。 20世紀 20世紀の数論研究の有名人としては、略 20世紀の数論における大きな出来事として次のようなことが挙げられる。 1920年代には、高木貞治、エミール・アルティン(ドイツ語版、英語版)、フィリップ・フルトヴェングラーらが類体論を創始し、1930年代にヘルムート・ハッセやクロード・シュヴァレーが発展させた。 1940年代にアンドレ・ヴェイユがヴェイユ予想を発表し、バーナード・ドゥワーク、アレクサンドル・グロタンディーク、ピエール・ルネ・ドリーニュらがその証明に取り組んだ。 1961年の M. B. Barban の成果に基づき、1965年にエンリコ・ボンビエリらが「ボンビエリ=ヴィノグラドフの定理 (en)」を定式化した。 1960年代後半にロバート・ラングランズがラングランズ・プログラムを提唱し、そこから他の数学者により様々な発展が得られた。 陳景潤の定理が1966年に発表され、1973年に証明された。 アンドリュー・ワイルズによるフェルマーの最終定理の証明(1994年)。また、これと密接に関連する谷山・志村の定理は1999年、クリストフ・ブレイユ、ブライアン・コンラッド、フレッド・ダイアモンド、リチャード・テイラーによって証明された。



270:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:07:03.97 LkHxIayp.net
>>244
どうも。スレ主です。
>スレ主さんは数学に飽きたり数学がイヤになったりしませんか?
>私は自分の能力のなさに絶望してもう数学やりたくなくなりました
それもありなんじゃないかな?

271:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:09:17.71 LkHxIayp.net
>>246 つづき
>スレ主さんは数学に飽きたり数学がイヤになったりしませんか?
>私は自分の能力のなさに絶望してもう数学やりたくなくなりました
自分の於かれている立場によるけど
一つは、現代数学は、範囲が広がりすぎて、一人の人間が簡単に理解できる範囲を超えてしまったようなところがあるよね

272:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:12:11.16 LkHxIayp.net
>>247 つづき
その中で、いわゆるグロタンとかWitten先生とか
一瞬で全てを理解し見通す能力を持ったように見える、いわゆる天才と呼ばれる人たち

273:132人目の素数さん
15/09/05 10:12:47.23 tj0iRPLO.net
現代数学までいかなくても、普通の代数学(群・環・体)の時点でもう投げ出したいんですよ
自分の脳には線形代数より難しいものは理解できないみたいで

274:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:16:22.64 LkHxIayp.net
>>248 つづき
でも、よく考えてみると、世の中天才だけで成り立っているわけではないんだよね。当たり前だけど
世の中天才と、その一方で、天才を讃える多数の人たち、その両方が存在する必要がある
あなたに見えるのは、光を発している天才たちだろうが、実は世の中を成り立たせているのはその他大勢の天才を讃える多数の人たちなんだ
まず、この基本原理を理解するところから始めたらどうかな?

275:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:26:26.40 LkHxIayp.net
>>249
どうも。スレ主です。
”普通の代数学(群・環・体)の時点”か
ということは、数学科か
それはあるかも知れない
普通の代数学(群・環・体)というけれど、いまの(現代)テキストは、先を見て抽象化した難しい素材を盛り込んでいる場合が多い
昔のテキストは、もう少し素朴でね。代数方程式のガロア理論くらいが射


276:程だったような あんまり合わないと思ったら、別の選択肢もあるだろう。有名な小島先生がそうだったと言っている https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%B3%B6%E5%AF%9B%E4%B9%8B 小島寛之 東京都生まれ。東京大学理学部数学科卒業。中学生のときから数学者になることを夢見ていたが、東京大学院理学系研究科数学専攻(現数理科学研究科)大学院入試に3度落第し挫折[1]。



277:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:32:26.01 LkHxIayp.net
>>251 つづき
気休めかも知れないが、こんなのがある
URLリンク(sohsa.hatenablog.com)
『数学でつまずくのはなぜか』 小島寛之 ブックレビュー 20140622
数学って、学生時代からちょっと苦手…っていう人、多いのではないでしょうか。
特に私みたいに根っからの文系人間って、たいがい高校時代に数学や物理に挫折して、文系に進んだというパターンでは?(えっ、やっぱり私だけですか、そんな意気地なしの人生を歩んできたのは…。)
そんな数学に対する挫折が、いったいどこから始まったのか、ターニングポイントはどこだったのか。この本で、そんな過去の自分をちょっと振り返ってみました。
数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)
作者: 小島寛之
出版社/メーカー: 講談社
発売日: 2008/01/18
メディア: 新書
いやあ、なるほど。そこで道に迷ったのか。
そんなことをこの本はちゃんと教えてくれました。そして、道に迷わない方法も、わかりやすく丁寧に。
しかし、そこは数学の本。だんだん後半に進むに従って少しずつ内容は難しくはなっていきますが、それでも筋道が明らかだから、読み手としては何となく「なるほど」と腑に落ちる感があります。

278:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:38:26.32 LkHxIayp.net
>>250 もどる
>あなたに見えるのは、光を発している天才たちだろうが、実は世の中を成り立たせているのはその他大勢の天才を讃える多数の人たちなんだ
>まず、この基本原理を理解するところから始めたらどうかな?
現代文明
それを支える現代数学という構図だが
現代文明というのは、細分化・専門家されてしまった
おそらく、現代数学もそうで、いまヒルベルトのように、数学全体を見ることのできる人は居ないかも知れない。だから、多少分からないことがあっても、自分なりに折り合いをつけて先に進まないといけない場面が出てくる

279:132人目の素数さん
15/09/05 10:47:34.29 w2f+XEjf.net
雪江でも読んでて挫折したの?。副読本にシャファレヴィッチ「代数学とは何か」でもどう?。

280:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:55:49.05 LkHxIayp.net
>>252 もどる
これもなにかのご参考に
URLリンク(ja.wikipedia.org)
水野幸雄『プラズマ物理学』共立出版、1984年。
URLリンク(homepage1.nifty.com)
水野幸雄 のホームページ
URLリンク(homepage1.nifty.com)
  以下はこのほど印刷した「一高昭和25年卒業理甲1組 文集(2007年10月25日)」に掲載した文章である。 ただし、あとで1箇所 加筆してある。
「数学が解る」ということ
  一高での数学の記憶と言えばやはり例の「事件」であろう。 それはメンゲこと田中正夫先生がレポート問題として出した、「円環を平面で斜めに上手に切ると切り口が2つの相交わる円になることを示せ」という問題である。
 私はそれを「真面目に」計算して、それでも一工夫を加えて、田中先生のご著書「


281:立体解析幾何学」によるものよりはかなり短い証明を得て満足していた。  ところが中村得之君はそれをベクトルを使って解き、数行ですむ簡潔な解を示して、『これでいいんだよ』と言った。 僕は論理的には解っても情緒的にはあまり解った気がしなかった。  そこで私は自分には数学の才能がないことを悟って数学科を諦め、才能がなくてもつぶしがききそうな物理学科を選んだ。 もっとも、数学科へ進んだ中村君は後で『数学科で君と一緒でライバルになるのは困るなと思っていた』と言ってくれた。 つづく



282:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 10:58:06.05 LkHxIayp.net
>>255 つづき
私は「数学が解る」というのは論理の問題ではなく、感覚ないし情緒の問題であると思っている。 私は一高同期生の文集「嗚呼向陵」で「だらしのない私」として書いたごとく、周りにまったく学問の気配のない家庭環境の中で育った。 
小学校(国民学校)では算数の成績はよかったが、それは数学とはあまり関係なかろう。 ただ小学生の時分に読んでいた雑誌は誠文堂新光社の「子供の科学」であったから、その頃から理科に関心をもっていたことは確かであろう。 
そしてそれを決定づけたのは中学1年の時、若い数学教師が授業時間をつぶして読んでくれたガモフの「不思議の国のトムキンス」の最初の章である。 
それで相対論とか量子論とかをまともに理解したくなり、神田の本屋での立ち読みによればそれには偏微分方程式が解らなければならないらしいことを知り、微分積分を勉強したくなった。 
そこで「初等数学で解る微分積分学」という本を買い込んでこつこつ読み始め、極限の求め方なども練習問題を解きながら勉強してみたがなかなか微分の所まで進まず、解ったような気がしなかった。 
その頃、まだ勤労動員で工場へ行く前であるから中学2年の夏頃だと思うが、級友の一人から『微分積分をするならこれが解り易いぞ』と教わったのが、考え方社の藤森良夫「微分学学び方考え方と解き方」である。 
さっそく買い込んで読み始めた。 それは極限の求め方などの議論は飛ばしていきなり微分計算を始め、すらすら読めて楽しかった。 ここで私は数学は論理ではなく感覚ないしはイメージであることを最初に感じた。
  そのほかに中学の頃に私に強い影響を与えたのは高木貞治の「近世数学史談」である。 
最近では私は数学は論理ではなく感覚だとの感をますます深めている。 数学の天才とは結果は最初から解っていて、ただそれを人に説明するのに苦労する人間であると思っている。
以下略

283:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 11:02:52.62 LkHxIayp.net
>>254
どうも。スレ主です。
シャファレヴィッチね、>>92>>108で引用したが
名著の香りがする。持ってないけどね

284:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 11:12:11.79 LkHxIayp.net
>>251
以前にも紹介したわんこら式
あなたには勧めない方が良いかもしれないが
(ちょっと休んだ方が良いかもしれない)
URLリンク(wankora.blog31.fc2.com)
わんこら日記 甘くて切ない日記。数学の勉強法の記事が人気です。
わんこら式数学の勉強法(受験生、小学生から中学生、高校生、大学生、社会人まで


285:通用)【2010/04/18 03:57】 今からわんこらの数学の勉強法を聞いてもらいます。うへ~。 1、定義、定理、解き方を覚える 2、無理やりページを進める 3、解き方をノートに写す 4、高速で繰り返す 5、適当にやれば次へ! 6、出来ることをやる ○、覚醒モードに入る ○追記 この勉強法はオレは大学の数学を理論物理の勉強もしながら一年半の勉強で東京大学、京都大学の数学の大学院そして世界ランク3位以内言われている数理解析研究所に全て筆記試験に合格した時の経験が大きいです。 結局全部面接とかで何故か落とされましたが。 その時に毎日大量にわけわからない数式が押し寄せてくる大学での数学を命がけで対処しようとしてわかってきた勉強法と、受験時代に東大模試で数学を2位とった時の勉強法をあわせて書いていて、受験生の話では絶大な効果があるようです。 (注、現在のわんこら式はあらゆる学生の意見や報告データにより細かい表現の修正や項目の追加がされています。) 詳しくは→数学の勉強法が生み出された経緯



286:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 11:21:11.26 LkHxIayp.net
>>258 つづき
ご参考
URLリンク(wankora.blog31.fc2.com)
わんこら式数学の勉強法をやってみた人の声 【2009/10/23】
抜粋
○志望大学は、東京大学理科三類です。でも、数学が苦手で、困っていましたが、
どうしても医者になりたいので、どうしたら、数学が得意になるか、いろんな人に相談しましたが、これといった効果がなく、そんなとき、かずゆきさんの数学勉強法を実践したら、成績評価が学年で一番になりました。本当にありがとうございます。
かずゆきさんのやり方が私の学校で取り入れる動きが出てています。
理由は、N高校の生徒もかずゆきさんのやり方をしてる人がたくさんいることがわかったからです。
かずゆきさんは、やっぱりすごいですね!
私の成績がかなり上がってるのと、東○の模試で一番になったのが広がってしまって、自分ではどれくらいの感じを知りたかったから受けたんですけど、
自分では、かずゆきさんが紹介してくれた大学用の数学と物理の教材が理解できるし、英語も今は、医学書読めるレベルになったので、楽勝だと思ったのですが。
○私は高校二年で、来年東大受験しようと思っています。ブログを読んで、数学の勉強方法をやってみると、ものすごく成績が上がりました。ありがとうございます。
○阪大志望者の中で数学1位でした。県内ではまだ4位とかですが。わんこら式でただ青チャートと1対1をやってたただけなのに(^0^)
今まで数学全然上がらんかったんですが、わんこら式にやり方にやり方を変えたら伸びる一方でした。
偏差値は70は1ヶ月やそこらですぐ越えれました。
またかずさんに出会ったばかりの頃は50やったのに…

287:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 11:25:20.15 LkHxIayp.net
余談
>>256[私は「数学が解る」というのは論理の問題ではなく、感覚ないし情緒の問題であると思っている。]と、[わんこら式]は、真逆に見えて、通じるところがあるのかも
”さっそく買い込んで読み始めた。 それは極限の求め方などの議論は飛ばしていきなり微分計算を始め、すらすら読めて楽しかった。 ここで私は数学は論理ではなく感覚ないしはイメージであることを最初に感じた。”>>256みたいなところ

288:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 12:27:06.03 LkHxIayp.net
>>250 もどる
>あなたに見えるのは、光を発している天才たちだろうが、実は世の中を成り立たせているのはその他大勢の天才を讃える多数の人たちなんだ
>まず、この基本原理を理解するところから始めたらどうかな?
うまく言えないけど、数学○○賞
受賞する天才数学者さん
が、賞を出す人たちがいて成り立つ話だと
多くの人は、賞を出す側で、現代社会は実はその多くの人が居て成り立っている
かつ、天才は数学を作り出すとして
作り出された数学を使う大勢の人たちもいる
その大勢の人たちがいて、現代社会は成り立っている
その基本原理をよく理解しておかないとね
そうすれば、自分の立ち位置が見えてくる
自分は数学を作りだそうというの�


289:ゥ 数学を利用するのか でも、数学を利用する人たちが、必要にせまられて、新しい数学を作るときがあるんだよね。ヘビサイドとかね



290:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 12:56:21.37 LkHxIayp.net
>>232 つづき
イデアルとコホモロジーの計算の具体例がある。まだ理解していないが
URLリンク(repository.kulib.kyoto-u.ac.jp)
常微分作用素環におけるイデアルの共通部分 : グレブナ基底を用いた計算法とその利用例 (D-加群のアルゴリズム) 田島, 慎一 数理解析研究所講究録 (2000)
さて、ここで多変数多項式環のイデアルの共通部分の計算法に関する結果を思いだそう.
いま, $I_{1},$ $l_{2}$ を多変数多項式環$K[x_{1}, x_{2}, \ldots, X_{n}]$ のイデアルとする. 不定元$t$ を新たに導入
し, 多項式環$K[x_{1}, x_{2}, \ldots, X_{n}, t]$ のイデアル$t\text{右}+(1-t)l_{2}$ を考える. この時, 次が成立する.
定理(cf. Cox. Little and $0$ ‘Shea [4], $\mathrm{C}\mathrm{h}\mathrm{a}_{\mathrm{P}^{4}}$ , Th. 11)
$I_{1}\cap I_{2}=(tI_{1}+(1-t)I_{2})\cap K[x_{1}, x_{2}, \ldots, X_{n}]$.
この定理の証明をみれば, 偏微分作用素心でもまったく同じ主張が成り立つことが容易
に分かる. その事から偏微分作用素環の場合にも、イデアルの共通部分を計算するアルゴリ
ズムを導くことができる(私自身は数年前にはじめてこの事に気がついたが, 専門家には常
識に属することらしい).
3. 計算例
この節では具体例をふたつ取り上げ、それぞれの場合にイデアルの共通部分のグレブナ
基底を求めてみる. 最初の例(例3) では$\text{「}2$ つの有理関数の満たす微分方程式系」の計算
を行い, 次の例(例4) では「それらの有理関数の極における主要部が定める代数的局所コホモロジー類の満たす微分方程式系」
の計算を行う. さらに, これら2 つの計算結果を比較
し検討を加える.

291:132人目の素数さん
15/09/05 13:26:21.36 m1S6Yidm.net
>>261
ヘビサイトの演算子法って線形常微分方程式を代数的に解く方法で、ラプラス変換の
ブロムウィッチ積分によって代数的に微分方程式を解けることが保証された方法だろう。
その後、より代数的な手法になるけど、ミクシンスキーの演算子法も開発されたんだよな。
ミクシンスキーのイロハは線型代数でやった。

292:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 19:38:03.60 LkHxIayp.net
>>263
おっちゃん、どうも。スレ主です。
ラプラス変換ね
ブロムウィッチ積分 (Bromwich integral) という名前は教わらなかったなー
変換と逆変換の表があってね。最初教わったときは、手品を見ているようだった
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ラプラス変換
逆ラプラス変換 (inverse Laplace transform)
右辺の積分はブロムウィッチ積分 (Bromwich integral) と呼ばれる。これは複素平面から時間領域への写像である。
これは複素積分となっている。定義通りの積分経路では計算が難しくなるが、閉曲線となるように積分経路を変更して留数を計算することにより簡単に逆ラプラス変換を求める事が可能となる。 結果を言えば複素平面上の全ての特異点の留数の総和となる。
英語版は、かなり内容が違うね。英語版では、システム制御の記述に使えることを強調している。確かに、昔PID制御全盛期は、ラプラス変換が必須だった
URLリンク(en.wikipedia.org)
Laplace transform
Inverse Laplace transform
The inverse Laplace transform is given by the following complex integral, which is known by various names (the Bromwich integral, the Fourier?Mellin integral, and Mellin's inverse formula):

293:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 20:00:55.14 LkHxIayp.net
>>263
ミクシンスキーね。訳本があったよね
URLリンク(ja.wikipedia.org)
演算子法(えんざんしほう)とは、解析学の問題、特に微分方程式を、代数的問題(普通は多項式方程式)に変換して解く方法。
オリヴァー・ヘヴィサイドの貢献が特に大きいので「ヘヴィサイドの演算子法」とも呼ばれるが、厳密な理論化はその後の数学者たちにより行われた。
URLリンク(en.wikipedia.org)
Operational calculus
A rigorous mathematical justification of Heaviside's operational methods came only after the work of Bromwich that related operational calculus with Laplace transformation methods
(see the books by Jeffreys, by Carslaw or by MacLachlan for a detailed exposition).
Other ways of justifying the operational methods of Heaviside were introduced in the mid-1920s using integral equation techniques (as done by Carson) or Fourier transformation (as done by Norbert Wiener).
A different approach to operational calculus was developed in the 1930s by Polish mathematician Jan Mikusi?ski, using algebraic reasoning.
Norbert Wiener laid the foundations for operator theory in his review of the existential status of the operational calculus in 1926:[6]
URLリンク(en.wikipedia.org)
Operator theory
In mathematics, operator theory is the study of linear operators on function spaces, beginning with differential operators and integral operators.
The operators may be presented abstractly by their characteristics, such as bounded linear operators or closed operators, and consideration may be given to nonlinear operators.
The study, which depends heavily on the topology of function spaces, is a branch of functional analysis.
If a collection of operators forms an algebra over a field, then it is an operator algebra. The description of operator algebras is part of operator theory.
URLリンク(ja.wikipedia.org)
作用素論

294:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 20:06:55.37 LkHxIayp.net
>>265
ミクシンスキーは面白かった
ラプラス変換を使わないでも良いんだ!と
積分とか不要でね。代数的計算だけで良いんだと
目から鱗というか、コロンブスの卵というか・・・、発想がね・・

295:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 20:12:41.54 LkHxIayp.net
>>249 戻る
>現代数学までいかなくても、普通の代数学(群・環・体)の時点でもう投げ出したいんですよ
>自分の脳には線形代数より難しいものは理解できないみたいで
お疲れと見た。少し休んだ方がいいだろう。早めに、カウンセリングか、精神科に相談するもの手だ
ところで、次の話を知っているか?
URLリンク(jma2-jp.org)
リフレーミング Last-modified: 2015-07-27 (月)
 マーケティングにおけるリフレーミングの有名な例として、アフリカのとある新興国での靴市場調査の逸話がある。
 シューズメーカーのセールスマン2人が会社から命じられて、アフリカのとある新興国に市場調査に行った。現地では、靴を履く文化風習が無く、全ての人が裸足で歩いていた。
 それを見た1人のセールスマンは「ここでは靴は売れない。なぜなら人々は皆裸足で歩いているから」と、靴を履く習慣が無い人々に靴の需要は無いと考えた。
 しかし、もう1人のセールスマンは「この国は可能性のある市場だ。なぜなら人々は皆裸足で歩いているから」と、靴を履いていない人々に靴を履く習慣を根付かせることができれば、大きな市場になると考えた。
 このように


296:、認知の枠組みの違いによって、全く同じ事象に対峙したにもかかわらず、判断は全く違ったものになってしまうことがわかる。  リフレーミングは、常識・固定観念・判断基準といった個人の偏った認知の枠組みを修正し、新たな物事の見方・適応的な価値観・ポジティブな視点といった、問題解決へのアプローチを可能にする。



297:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 20:19:55.21 LkHxIayp.net
>>267 つづき
1.
「ここでは靴は売れない。なぜなら人々は皆裸足で歩いているから」 VS 「この国は可能性のある市場だ。なぜなら人々は皆裸足で歩いているから」
「自分の脳には線形代数より難しいものは理解できない」 VS 「自分の脳は線形代数のような難しいものが理解できた」
2.
実社会は、数学だけで成り立っているわけではない。数学以外にも道はある
3.
数学業界では、数学ができる人が頭が良いという迷信がある。が、迷信にすぎない。できる人が頭が悪いとは言えないが、常識的判断が出来ない人も多い。かつ、数学業界以外にも頭のいい人はたくさん
まあ、そういうことなんだ

298:132人目の素数さん
15/09/05 20:31:47.48 j2lkl7iQ.net
すれぬしやここのみんなはどの本で数学の勉強してますか?

299:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 20:35:25.64 LkHxIayp.net
>>265
ブロムウィッチ (Bromwich )
URLリンク(en.wikipedia.org)'Anson_Bromwich
Thomas John I'Anson Bromwich
Thomas John I'Anson Bromwich (1875?1929) was an English mathematician, and a Fellow of the Royal Society.[1][2]
Work
Bromwich worked in both algebra and analysis. G. H. Hardy called him "The best pure mathematician among the applied mathematicians at Cambridge, and the best applied mathematician among the pure mathematicians".[1]
Today, Bromwich is perhaps best known for justifying Oliver Heaviside's operator calculus.[4]
Part of this involved using a contour integral to do an inverse Laplace transform. This particular contour integral is now often called the Bromwich integral, although it is also called by other names.
[4] Jeffreys, Harold (1929). "Bromwich's Work on Operational Methods". Journal of the London Mathematical Society 3: 220?223. doi:10.1112/jlms/s1-5.3.220.

300:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 20:38:24.10 LkHxIayp.net
>>269
どうも。スレ主です。レスありがとう
代数方程式ガロア理論は、Coxをお薦めします。和英とも手元にあります

301:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/05 23:12:33.35 LkHxIayp.net
>>225 もどる
Macaulay2は、グレブナー基底を使っているという
URLリンク(www.jst.go.jp)
戦略的創造研究推進事業CREST
研究領域「数学と諸分野の協働によるブレークスルーの探索」
研究課題「現代の産業社会とグレブナー基底の調和」研究終了報告書
研究期間 平成20年10月~平成26年3月 研究代表者 日比 孝之 (大阪大学大学院情報科学研究科、教授)
JST CREST日比チーム(編)のテキスト『グレブナー道場』は、2011年9月、共立出版から出版された。出版からわずか5ヶ月で初刷が完売し、
目下、第3刷が販売されている。価格が5,000円を越えるにもかかわらず、好調に販売されていることは、本プロジェクト研究の反響の大きさの客観的指標となるだろう。

302:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 07:38:35.41 +jlmffBh.net
>>195 戻る
松本節さくれつ
URLリンク(www.math.sci.hiroshima-u.ac.jp)
代数曲線に�


303:Gれる補足 松本 眞 広島大 2009 3 近代的代数幾何(空間概念とスキーム論) 連立方程式系f1・・・・ ・ fn ∈ K[x1・・・・ ・XN]に対し、その零点集合をV (f1・・・・ ・ fn)であらわし、アファイン代数的集合と言った。 これには、 ・x^2 +y^2 +1 = 0 のように、たとえば実数上では空集合になってしまうおそれがあった。 ・上の問題はK が代数閉体であることを仮定すると避けられないこともない。が、f = g^2 のときなどは集合として一致(V (f) = V (g))してしまう。 ・K = Q, K = Fp などでは「解の集合」の位相構造をどのように扱えばよいか。 といった問題点があった。 歴史的には、体は複素数体であり、代数関数は複素解析的な(極を持ちうる)有理関数の一種として定義されて取り扱われたので、これらの問題は生じなかった。 しかし、我々は、有限体や整数をより精密に調べたいという要求がある。 20世紀に入って発展した、有限体や整数を「幾何的対象」としてとらえ研究をする「数論幾何」(arithmetic geometry) は大きく発展した。 フェルマー予想・志村谷山予想・セール予想といった多くの未解決問題が陥落している。 また、計算機分野のアルゴリズムでも、数論幾何に基づく暗号や符号が広く用いられている。デジタル計算機は、有限集合に対して有限の操作(演算)を行う機械である。 したがって、有限体やそれらを係数とする多項式に対しては正確な演算をなしうるのであるが、実数や複素数に対しては常に「有限の精度(誤差つき)」の計算しかなしえない。 したがって、数論幾何はデジタル計算機と相性がいいのである。 以下、意味不明なコメントを重ねる。 19世紀的な幾何においては、多様体は「局所的に、標準的なものと同一視される位相空間」であった。 すなわち、「集合に、付加的な情報が追加されたもの」を部品として組み立てられたもの、なのである。 それに対し、Grothendieck や米田信夫らの発想は、「関係こそが実在(関数環や準同型がものの存在の実態)」というあらたな哲学を切り開いたと言える。



304:132人目の素数さん
15/09/06 09:08:10.05 bm6tb0EK.net
>>267
>現代数学までいかなくても、普通の代数学(群・環・体)の時点でもう投げ出したいんですよ
>自分の脳には線形代数より難しいものは理解できないみたいで
おっちゃんだけど、今では多分可能性は低いだろうけど、或る意味謙遜して書いたと受け取れる場合もある
と思うぞ。少なくとも、岩波講座基礎数学 の線型代数シリーズを読んでいた場合はそうなる。
その線型代数シリーズのレベルは高い。群、環、体の基本は必ず必要になる。
一変数複素解析も必要になることがある。その程度は知らないと読めない部分がある。
途中で確か代数的閉体とか、例を取り交ぜながら体論の内容に特化した話も出て来る。
で、内容は行列の指数関数や対数関数、リー環、テンソル積、一般線型群の表現論
とか、今でいうリー群論や(線型)代数群の表現論の話も出て来る。かといって、
今でいう、詳細な群論、環論やガロア理論とか、高度な代数のすべては必要ない。
しかも、環論やガロア理論のトピックになると、どっちも500、600ページ
の分厚さになって最初から丁寧に通読するのが失せる長さと内容の量になる。
線型代数していると、ビュンビュン飛ばし読みが出来るようになる部分が出て来る。
あたかもリー群や代数群のシリーズであるかのようだよ。

305:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 09:31:09.70 +jlmffBh.net
"以下、意味不明なコメントを重ねる"って、松本 眞先生いい�


306:增I 数学者らしい? いやいや大数学者の雰囲気があるね・・・ ああ、数学科出身じゃないんだ・・・。だからか・・・。本当に分かっている雰囲気がある・・ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E7%9C%9E 松本 眞(まつもと まこと、1965年 - )は日本の数学者。広島大学大学院理学研究科教授。専門は疑似乱数、数論幾何、組合せ数学、位相幾何学。優れた疑似乱数生成法であるメルセンヌ・ツイスタを考案したことで知られる。 略歴 麻布高等学校卒[1](1983年)。東京大学理学部理学部情報科学科卒(1987年)。東京大学大学院理学系研究科修士課程(情報科学専攻)(1989年)。 東京大学大学院理学系研究科第一種博士課程(数学専攻)進学。1990年同中途退学。1990年京都大学数理解析研究所助手。1995年 慶応大学理工学部専任講師。 1998年慶応大学理工学部助教授 。1999年九州大学大学院数理学研究科助教授。2000年3月 東京大学 博士(工学)。  論文の題は「Random number generators by M-sequences with high-dimensional equidistribution property,and their dynamic creation (M系列を用いた高次元均等分布性を持つ乱数の発生法とその動的生成)」[2]。 2000年京都大学総合人間学部助教授。2003年広島大学大学院理学研究科教授。2010年から2013年3月まで東京大学大学院数理科学研究科教授。 人物 予備校教師の安田亨とは知り合いで、『なっとくの高校数学 - 図形編』(日本評論社出版)を共著で書いている。数学者の辻雄は麻布高校の後輩であり、同僚である。 受賞歴 1998年 - Kirkman Medal受賞[3] 1998年 - 日本数学会建部賢弘賞受賞 1998年 - 慶応大学義塾賞受賞 1999年 - 日本IBM科学賞受賞 2005年 - 第4回船井情報科学振興賞受賞 2006年 - 文部科学大臣表彰科学技術受賞 2008年 - 日本学術振興会賞受賞 2008年 - 広島大学学長賞受賞



307:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 09:33:38.39 +jlmffBh.net
>>274
おっちゃん、どうも。スレ主です。
やっぱ、おっちゃん博識やね~

308:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 09:36:15.46 +jlmffBh.net
>>276 つづき
岩波講座基礎数学 の線型代数シリーズ? 普通の書店にはないでしょ
神田の岩波か、大学図書館か、ほんとに大きな書店で岩波を扱う店とか

309:132人目の素数さん
15/09/06 09:43:02.63 bm6tb0EK.net
>>277
残念ながら、現在、普通の書店では売られていない。
大きな図書館に行くか何かしないと読めない。
まあ、いい線型代数のテキストであることには間違いない。

310:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 09:52:46.70 +jlmffBh.net
>>277 つづき
岩波講座 基礎数学、えらく有名なんやねー・・・、と題名見ていたら、思い出してきた。ありましたね。表題は見たことがある・・
URLリンク(ja.wikipedia.org)
岩波講座 基礎数学 曖昧さ回避 東京大学出版会の「基礎数学」シリーズおよび裳華房の「基礎数学選書」シリーズとは異なります。
監修は小平邦彦。各巻は5つの分野に分類されている。それらは、線型代数(岩堀長慶編集)、代数学(河田敬義編集)、解析学I、解析学II(藤田宏、小松彦三郎編集)、幾何学(田村一郎、服部晶夫、飯高茂編集)である。
題 全冊数 著者 分類 発行年月[脚注 2] 基礎数学選書での題、ページ数、価格[脚注 3][1](空欄は該当なし)
線型空間 I 2 伊原信一郎 線型代数 i 1976年7月 「線型空間・アフィン幾何」
線型空間 II 2 伊原信一郎 線型代数 i 1976年10月 「線型空間・アフィン幾何」
Jordan標準形と単�


311:q論 I 2 杉浦光夫 線型代数 ii 1976年12月 「ジョルダン標準形・テンソル代数」512頁、4000円 Jordan標準形と単因子論 II 2 杉浦光夫 線型代数 ii 1977年5月 「ジョルダン標準形・テンソル代数」 2次形式 I 2 田坂隆士 線型代数 iii 1976年8月 「2次形式」272頁、2400円 2次形式 II 2 田坂隆士 線型代数 iii 1976年11月 「2次形式」 テンソル空間と外積代数 1 横沼健雄 線型代数 iv 1977年3月 「ジョルダン標準形・テンソル代数」 アフィン幾何・射影幾何 1 河田敬義 線型代数 v 1976年5月 「線型空間・アフィン幾何」440頁、3600円 対称群と一般線型群の表現論 1 岩堀長慶 線型代数 vi 1978年2月 線型不等式とその応用 1 岩堀長慶 線型代数 vii 1977年1月 元岩波書店編集部の荒井秀男によれば、計画は1973年頃。 計画時に小平邦彦は、戦前の岩波書店の数学書のシリーズである「岩波講座 数学」は分冊で勉強しやすかった、と語った。出版の計画が中止となる巻はなく、刊行は完結した[2]。



312:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 10:21:06.54 +jlmffBh.net
>>274 つづき
>おっちゃんだけど、今では多分可能性は低いだろうけど、或る意味謙遜して書いたと受け取れる場合もある
>と思うぞ。少なくとも、岩波講座基礎数学 の線型代数シリーズを読んでいた場合はそうなる。
>その線型代数シリーズのレベルは高い。群、環、体の基本は必ず必要になる。
はあ。”自分の脳には線形代数より難しいものは理解できないみたいで”は、普通に線形代数=ベクトル+行列の大学版(高校は2次元か3次元)と思った
そもそも、「岩波は線型代数」やんかと、つまらん突っ込みを入れてみました
線型空間 I 2 伊原信一郎 線型代数 i 1976年7月 「線型空間・アフィン幾何」
線型空間 II 2 伊原信一郎 線型代数 i 1976年10月 「線型空間・アフィン幾何」
これ説明すると(ってwikiに書いてある通りだが)、「線型空間・アフィン幾何」(合本されて)で、あらためて出版されたってことで
アフィン幾何って?、内容を想像すると、たまたま書いた>>273 松本 眞「3 近代的代数幾何(空間概念とスキーム論)」?
いやいや、きっと射影幾何の話かな?
URLリンク(ja.wikipedia.org)
アフィン空間
射影空間との関係
任意のアフィン空間は、ある射影空間の部分アフィン空間である。たとえば、アフィン平面は任意の射影平面から一つの直線(とその直線上のすべての点)を取り除くことで得られ、
逆にアフィン平面に「無限遠直線」(無限遠直線上の点は直線の(平行移動による)同値類に対応する)を加えた閉包として射影平面を構築することができる。
さらに、射影空間における(無限遠点の全体を集合として保つ)射影変換はアフィン空間におけるアフィン変換を引き起こし、逆に任意のアフィン変換は射影変換に一意的に拡張することができる。
つまり、アフィン変換の全体は射影変換全体の成す集合の部分集合となっている。
このような変換でよく知られたもとして、(射影直線あるいはリーマン球面上の射影変換である)メビウス変換が(複素平面上の変換として)アフィン変換を引き起こすのは、それが無限遠点を動かさないときであり、かつそのときに限る。

313:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 10:30:15.60 +jlmffBh.net
>>278
おっちゃん、どうも。スレ主です。
>残念ながら、現在、普通の書店では売られていない。
岩波は長年買い取り制を維持していたからねー
URLリンク(ja.wikipedia.org)
岩波書店
販売店での扱い
岩波書店は他の出版社の用いる返品制を採用しておらず、全て書店の買い切りという責任販売制の形をとっている。
また、比較的高正味(=出版社側の取り分が多い)であるため値下げもできず、不良在庫となっても処分が難しい面も持ち合わせている(なお、値下げができないという点などについては日本に出版物再販制度があるため、日本国内の同業他社においてもその部分は同じと言える)。
そのため書店の岩波新書の多くは隅のコーナーでありながら日焼けしていたり、小さな書店ではほとんど取り扱っていない事が多い。
(引用おわり)
>まあ、いい線型代数のテキストであることには間違いない。
21世紀のあまりにも抽象化されたテキストを読むときのサイドリーダーとして、具体例をイメージするために読むと良いような気がする

314:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 10:39:18.01 +jlmffBh.net
>>274
おっちゃん、どうも。スレ主です。
>で、内容は行列の指数関数や対数関数、リー環、テンソル積、一般線型群の表現論



315:>とか、今でいうリー群論や(線型)代数群の表現論の話も出て来る。かといって、 >今でいう、詳細な群論、環論やガロア理論とか、高度な代数のすべては必要ない。 >しかも、環論やガロア理論のトピックになると、どっちも500、600ページ それは>>279の下記やね。射影幾何は、こっちにあるか。そうすると、>>280は射影に入る前段までか 岩堀長慶先生ね、昔先生の本を持っていたが、置き場がないから処分した テンソル空間と外積代数 1 横沼健雄 線型代数 iv 1977年3月 「ジョルダン標準形・テンソル代数」 アフィン幾何・射影幾何 1 河田敬義 線型代数 v 1976年5月 「線型空間・アフィン幾何」440頁、3600円 対称群と一般線型群の表現論 1 岩堀長慶 線型代数 vi 1978年2月



316:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 10:44:49.19 +jlmffBh.net
>>274
おっちゃん、どうも。スレ主です。
>線型代数していると、ビュンビュン飛ばし読みが出来るようになる部分が出て来る。
おっちゃん! みかけによらず勉強家やね~。見直したわ!(^^;

317:132人目の素数さん
15/09/06 10:50:44.79 bm6tb0EK.net
>>280
>そもそも、「岩波は線型代数」やんかと、つまらん突っ込みを入れてみました
岩波講座基礎数学の線型代数シリーズはよい線型代数のテキストである(と私が書いた)。
だからといって、(正確な意味は分かりかねるが)「岩波といえば線型代数」という論理は成り立たないぞ。
岩波の本の一部だけから岩波の本の全体のことを論理的に演繹しようとしている点が間違い。
アフィン幾何・射影幾何ではアフィン幾何や射影幾何もだが、他に平行線の公理の問題から派生し
クラインが提唱した変換群論に基づいて展開され得る幾何(エルランゲン・プログラム)のことが書かれている。
アフィン幾何って平面を例にして簡単にいえば、直交する座標系と斜交する座標系とを同じ座標系として見なす
ような幾何で、従って長さや角度の概念は消える。高次元のアフィン幾何だともはや代数幾何の話になる。

318:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 10:51:58.07 +jlmffBh.net
>>282
>岩堀長慶先生ね、昔先生の本を持っていたが、置き場がないから処分した
たしかこれだわ。但し、1996じゃなく、その前の版
URLリンク(www.amazon.co.jp)
ベクトル解析―力学の理解のために (数学選書 (2)) 単行本 ? 1996/11
岩堀 長慶 (著)

319:132人目の素数さん
15/09/06 10:54:04.37 bm6tb0EK.net
>>280
いや、>>284
>高次元のアフィン幾何だともはや代数幾何の話になる。
の部分は取り消し。

320:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 10:59:46.72 +jlmffBh.net
>>284
おっちゃん、どうも。スレ主です。
いや、文科省のご指導で、昔線型いま線形
用語が、変わった
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
kupa_9824さん2010/3/17
「線形代数」と「線型代数」の違いを教えてください。
内容は同じですか?
なぜ二通りの漢字があるのでしょうか。
ベストアンサーに選ばれた回答
k_i_n_o08さん 2010/3/17
昔は「線型」が主流でしたが,岩波の数学辞典の影響とかで,「線形」にほぼ統一されてしまったようです。
公的機関がそういう用語を定めたんだっけかな?JISかなんかで。
今ではこだわりのある人は「線型」を好んで使います。
(関数を函数と書く人ようなこだわりのある人はたいていそう。)
しかし,新しく出る,一般受けを狙った,とくにこだわりのない人の書いた教科書では必ず「線形」になっています。

321:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 11:03:19.15 +jlmffBh.net
>>284>>286
了解です

322:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 11:26:28.38 +jlmffBh.net
>>274 もどる
>>現代数学までいかなくても、普通の代数学(群・環・体)の時点でもう投げ出したいんですよ
>自分の脳には線形代数より難しいものは理解できないみたいで
こんなところで横レスするのもなんだが
普通の代数学(群・環・体)というけれど、これ3ついっぺんにやったらつらいよ
私などは、自慢じゃ無いが環は最近までやってなかった
(「おまえが標準にはならん」というつっこみは別として)
代数方程式のガロア理論には、環論はなくても良いから
ともかく、「現代数学は用語が大杉。まあ、外国語と同じだと思った方が良い」
だから、一番簡単な群やって、その後に環や体を(どちらが先か好みだろう)
抽象代数学(用語が古いがご容赦)の�


323:崧�手段は、 1.群みたいな演算で閉じた集合を考える(定義する) 2.部分集合を考える(部分群)。部分を組み合わせて、新しい集合(群)を作ることを考える。そうして体系化する 3.その過程で、商集合(商群=同値類別)とその演算を定義する(その過程でWell-definedをうるさく言われる) 4.特別な役割をする部分集合の概念が登場する。群なら正規、環ならイデアル、体なら閉体とか 5.教科書なら、その合間に、具体例が挿入されている場合が多い。演習問題なども そんな流れをイメージしながら、本を通読してみたらいかが? 「一歩ずつ、理解しながら」「理解しないと先にすすまない」という読み方は、君には向いていない、と思う それより、まず通読して、本のストーリーというか流れ(ストリーム)を頭に入れる そうすると、ここに出てくる話が、後のここと関係しているんだ!とか見えてくる そうなってから、細かい穴(理解不十分なところ)を潰す。分からなければ、人に聞くと わんこら>>258と似ているかも知れないが・・



324:132人目の素数さん
15/09/06 12:14:45.00 VbTDJeX7.net
スレ主は穴だらけだけどな。
>私などは、自慢じゃ無いが環は最近までやってなかった
群はちゃんと勉強していたと言いたいのかも知れんが、スレ主の群の理解は惨憺たるものだった。
勝手に自己流に解釈して、わかったわかったと、どんどん進んで行った結果だろう。
だからスレ主のアドバイスなんて右から左に聞き流した方が良いよ(良心の声)

325:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 12:47:19.24 +jlmffBh.net
突然ですが URLリンク(www.jsps.go.jp) 日本学術振興会
URLリンク(www.jsps.go.jp)
数物系科学専門調査班 平成24年度学術動向等に関する調査研究報告
寺尾 宏明(北海道大学大学院理学研究院・教授)
1.調査研究活動の概要等 ○圏論と諸科学 ひとつの例から学ぶ
圏と関手(categories and functors)の理論は1950年代に S. MacLane、A. Grothendieckらにより創始され、ホモロジー代数、あるいは、代数幾何学をその起源にもつ。
また、圏論で重要な役割を果たす米田の補題の米田信夫氏や森田同値で知られる森田紀一氏などの日本の数学者の寄与も大きい。
圏と関手の概念は、数学の広い研究対象に共通の枠組みを与えるものであり、定義が抽象的である分、豊かな普遍性(universality)と応用性(applicability)を有する。
一時は、abstract nonsense(抽象的無意味)と揶揄される向きもあったが、現在では、数学の多くの分野に浸透していて、その有用性はすでに実証されている。
ある意味、集合と写像の考え方のもう一段の抽象化とも言い得るが、集合と写像が、各要素に着目するのに対し、より大づかみに構造そのものを記述する、という考えに立脚している。特に、自然変換(natural transformation)の概念が重要である。
このような、数学の有効な新概念は、当然、数学の外の分野でも有効な概念になることが予測される。そして、実際に有効であることが、近年、情報科学、特に、プログラムの研究に於いてはっきりと認められるようになってきた。
実際、24年度の情報関連の日本学術振興会賞候補の業績の中には、圏と関手の枠組が用いられている業績が複数存在していた。また、最近は、圏論の生物学・医学への応用という言葉さえ聞く


326:。 ただし、圏論のアイディアそれ自身は1950年代に遡るだけに、概念創始から応用までの期間がやや長いようにも感じる。 その原因は色々とあろうが、ひとつは、異分野の研究者間のネットワークが広がりに乏しいことにあるのではないだろうか。ネットワークがなければ、情報の拡散に時間がかかるのは当然である。 異分野研究者間のネットワーク形成促進の仕組みが、もし、科研費の中の一部の仕組みに埋め込むことができれば、将来の新しい学術研究を推進する人的なネットワークの創出に繋がるのではないか、という感想を持った。



327:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 12:56:55.86 +jlmffBh.net
>>280
どうも。スレ主です。
正しいアドバイスだろう(^^
ただ、>>249の救いにはなってない気がする
まあ、ID:tj0iRPLO さんも、投げ出すのも一局、もう少し頑張るのも一局だろう
結局自分の人生だから、自分でやってみるしかない

328:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 13:27:12.36 +jlmffBh.net
>>292 つづき
ID:tj0iRPLO さん >>249みたいな思いは、数学科に進んだ多くの人が多少なりと持っているのではないだろうか
もちろん、成績上位の1割は除く。特に成績下位には当てはまるのでは・・
小島などは、数学の本が分かやすく書かれていないという。以前も引用したが下記
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
hiroyukikojimaの日記: 
2008-03-27 ガロアの定理をわかりたいならば
 数学書の読みやすさとは、人によって違うと思う。それは、「わかるツボ」というのが人によって違うからだ。
幾何的なイメージなしには進むことができない人もいれば、むしろ逆に、非常に形式化されてがちがちに論理的な進み方をしないとわかったような気がしない、という人もいると思う。
だから、何か数学的な知識の必要があった場合、何冊にもチャレンジして自分に合った教科書を探すのがベストだと思う。
 ただ、最大多数にわかりやすい数学書となると、数は限られてくる。数学の本を書くのを生業としているぼくでさえ、「よくわかる」本と出会えることは滅多にない。
そんな中、最近になって出会って、すばらしいと思っているのは草場公邦先生の本である。以下の三冊を読んだ。

329:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/09/06 13:33:06.33 +jlmffBh.net
>>293 つづき
まあ、昔から議論はある(下記)。わんこらほど極端じゃないかも知れないが>>258-259
URLリンク(ja.wikipedia.org)
抜粋
暗記数学
暗記数学(あんきすうがく)とは、実際の入試問題を解くにあたってまず必要な解法パターンを理解・暗記し、既知の解法を組み合わせることによって問題を解く、数学の勉強法のことである。この暗記数学に関しては教育関係者を巻き込んで賛否両論が起こった。
概要
「暗記数学」を提唱したのは、受験アドバイザー和田秀樹である。 和田によれば、暗記数学は「自力で問題を解かず、模範解答を見て解法を覚えるやり方」と述べている[1]。
ただし年号や英単語の暗記(和田曰く「理解抜きの丸暗記」)とは異なり、数学の暗記は「理解型暗記」、すなわち解法を理解して覚えることだとしている。したがって何故そのような解法をするのかが理解出来なければ、解法暗記は成り立たない。
和田の勉強法では、各個人の数学的能力の差を持っている解法パターンの量として捉える。したがって、まず学習者が取り組むべきはその解法パターンを理解・暗記し増やすこと(解法暗記)であるといえる。
背景
難関校の灘中学校・高等学校へ進学した和田であったが、在学中自身の不勉強により落ち�



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