現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14 - 暇つぶし2ch541:星上で、それぞれ別の生き物が独自の暮らしを営んでいるようなものだ。ところが、一見何の関係もなさそうに思える領域のあいだに、不思議なつながりがあることがわかってきたのである。 いったいなぜそんなことが??フレンケルは、もしかすると数学のすべての領域をつなぐ、何か普遍的な構造があるのかもしれないと言う。その数学の大統一を目指す試みが、拡張されたバージョンのラングランズ・プログラムである。 しかし現代数学のそんな最先端の話を、はたして一般向けの読み物にできるものだろうか??数学の異なる領域間のつながりを語る以上、当然ながら、多彩な概念が出てくる。 ガロア群、多様体、カッツ・ムーディー代数、ヒッチン・モジュライ空間、Dブレーン、層、圏、等々。どれひとつをとっても、相当にハードルが高い。全部となれば、数学者を相手にしてさえ、かなり骨のある話題になってしまうだろう。 しかし、フレンケルは諦めない。彼は、きっと伝えられると信じている。 しかし、具体的にはどうすれば??フレンケルはそのための方法を懸命に考えたことだろう。そして彼が持ち出したのが、ヴェイユのロゼッタストーンだった。それを選んだことが、本書の成功の鍵だったと私は思う。 本書の翻訳に取り組んでいた時期、私は本当に楽しく幸せだった。




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