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関連
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ワイトマン関数 - ウィキまとめ
[Wightmanfunction]
ハイゼンベルク表示の場の演算子φ(x)(x=(r,t))の積の真空期待値〈Ω,φ(x1)…φ(x?)Ω〉として定まるx1,…,x?の関数(n=1,2,…)]]
Ωは系のハミルトニアンの最低固有値に属する規格化された固有ベクトルで,真空の状態ベクトルに当る]]ワイトマン関数は実際は関数ではなく超関数であると考えられている]]
1つの場の量子論において,これが与えられると,S行列が計算できる(→LSZ形式)フォック空間で作用する場の演算子を用いて摂動論など具体的な計算を進める形の場の量子論が発散の困難に阻まれるのを見て,
ワイトマン,A.S]]は1956年,場の量子論に期待される一般的な性質をワイトマン関数系の言葉で表わす研究を始めた]]
実際,超関数W?(x1,…,x?)の系が正値性など一連の性質をもてば,GNS構成法により適当なヒルベルト空間Hとその上の演算子φ(x)を構成してW?をワイトマン関数の形に表わすことができて(再構成定理),
W?の性質がHとφ(x)のつくる場の量子論に遺伝するのである(Hはフォック空間とは限らない]]
→ハーグの定理)
ワイトマン関数のもつ性質(したがってW?に要求される性質)は超関数であることのほか,
正値性,エルミート性など再構成定理の条件をなすもの,さらに場の演算子の相対論的変換性,局所可換性,状態Ωが最低固有値に属し相対論的不変でかつ一意であることなど,理論に望まれる物理的内容からくるものなどがあり,ワイトマンの公理系とよばれる
(→公理論的な場の量子論)
その公理系からワイトマン関数が相対座標xk+1-xkの超関数で,ある解析関数の境界値になっていることが導かれる]]
これによってワイトマン関数を相対時間について虚軸まで解析接続したものはシュウィンガー関数(Schwingerfunction)とよばれ,ユークリッド場の理論で中心的な役をする]]