15/06/14 10:21:23.04 Vl116sFU.net
>>636 つづき
マンフォードの言葉
(2008/6/6 記)
マンフォードは数学が、過度の抽象化に陥ることの危険性を警告している。
以下、それを敷衍してみる。
数学(および理論、数理物理においても)において、ある概念が発見されると、研究者はなかば本能的にその概念をできるだけ一般化しようと試みるものだ。
グロタンディークの数学というのはまさにそれを絵に描いたようなものである。
それは極端な抽象化といっていいだろう。
こういう抽象的なものは、とくに若い世代をひきつける。それゆえグロタンは、一定の期間若い数学者の英雄(または教祖)でありえた。
しかし、祭りが去ったようである。まさに、この過度な抽象化が、災いしたといえるかもしれない。
(このことが、グロタンをして失望せしめ、スペインの山奥に隠遁してしまった遠因となったかどうかはわからないが)。
数学といえども具体的対象がある。関数であるか、特定の幾何学的対象、代数的関係など。
このしっかりと具体現象がとなりにいることで、理論が生命を得る。
理論を拡大していくうちに、次第に現象から遊離したところにむかってしまうというのは、仕方がないことかもしれないが、そこが問題である。
ガウスからポアンカレの数学の道をながめてみると、理論は数学的な具体現象を的確に予測してそれを解決するというきわめて健全な営みのうえに築かれてきたのである。
現実の自然現象である物理との健全な関係もつねに保持されてきた。
数学には、歴史上、とってつけたような難問というものがいくつもある。
この難問を解決するために、気の遠くなるような抽象理論を構成していったといえるのであるが。。。。。
そして、そしてそのあげく難問が証明されたのは結構であるが、一般人はおろか数学者のなかでもごく小数の専門家にしか理解できないといういわば亀裂が生じてしまった。
数学は難解な論理をあやつることが知的な優越をもたらすものであるから、こういう状況は当然なのだと開きなおってしまえばそれまでだろうが。
この
712:抽象化という行為は、物理の理論とくに統一理論を標榜する一連の試みにおいてみられる。 これは一種の宗教のようである。 略
713:132人目の素数さん
15/06/14 10:24:11.99 SlAs+kqN.net
2番は、式の形を見たけど、背景知らないと、多分制限時間内になんか解けない。
(1)が多分1番難しい。少しどうやって三角関数の不等式を使って
lim_{+∞}(b_n)=√πを導くのか考えたが、全然簡単じゃない。
全体的に不自然な流れの証明になっている。(2)は不要。
自分で高校レベルの知識だけで最初っから考えろって話になると、鬼畜の入試。背筋凍る問題だわ。
反対に、大学のテキストでしっかり学習しておくと、発想が得易くなる。
714:132人目の素数さん
15/06/14 10:29:06.56 SlAs+kqN.net
>>638の訂正:lim_{+∞}(b_n)=√π→lim_{n→+∞}(b_n)=√π
715:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/14 10:46:27.58 Vl116sFU.net
これも別件の検索でヒットしたものだが
(下記神戸大 高山先生と思います)
URLリンク(fe.math.kobe-u.ac.jp)
付録E 講義のための補足ノート?東京大学
大学院集中講義
E.1 2007-05-29
Leck1/2.tex
E.1.1 今回の概要と数学の題材
E.1.2 Knoppix/Math のブート(起動方法) の仕方
URLリンク(fe.math.kobe-u.ac.jp)
URLリンク(fe.math.kobe-u.ac.jp)
URLリンク(park.itc.u-tokyo.ac.jp)
KNOPPIX/Math 紹介 - 東京大学 2008 濱田龍義 (福岡大学理学部/JST-CREST )
URLリンク(fe.math.kobe-u.ac.jp)
はじめてのKNOPPIX/Math (2009) - 神戸大学 濱田龍義 福岡大学
716:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/14 11:13:16.75 Vl116sFU.net
>>638-634
どうも。スレ主です。
”lim_{n→+∞}(b_n)=√π” この書き方良いかも(本来2行の下添え字のところ)
>2番は、式の形を見たけど、背景知らないと、多分制限時間内になんか解けない。
>(1)が多分1番難しい。
そういえば、 URLリンク(kaisoku.kawai-juku.ac.jp) の解答例を見ると、(1)が長いね
>反対に、大学のテキストでしっかり学習しておくと、発想が得易くなる。
そういうレベルを狙っているのかも
追伸
なお、挑戦枠は、普通の入試も受けて、プラスやってみようという人に挑戦枠なんだ
だから、挑戦枠が解けなくとも普通の入試で入る人も居るはず
717:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/14 11:29:24.46 Vl116sFU.net
>>634 補足
>巡回群の部分群はすべて正規
>そこから、「正規拡大になるって理屈」を納得するという線もありだろうと思った次第です
数学は、つまづくところが各人違う。だが、そこでじっくり考える。あるいは、先へ進む、その後戻る。人それぞれ
私のお薦めは、はやく全体像を掴むこと。ガロア理論の基本定理(ガロア対応):”体の分離かつ正規拡大(分解体(splitting field))” vs ”H が Gal(E/F) の正規部分群”
体 vs 群の対応をつけるために、エミール・アルティンのむしろ微妙でデリケートな結果がある。つまり、分離性だとか分解性だとか
そして、べき根拡大 vs 巡回群 を先取りする。そうすれば、高い立場で全体を俯瞰できると思うんだよね
そして、さらにガロア理論を広く解釈すれば、下記のようにある数学的対象と、それと対になる良く分かった代数的対象を見つけてくる理論
それが、現代数学の立場で、原ガロア理論(代数方程式の理論)はそのモデルになったと。では
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ソリトン方程式のモジュライが無限次元グラスマン多様体になるという佐藤-佐藤の定理(夫人と共著)で有名。
この定理は可積分微分方程式に対するガロア理論と見なすことができる。
718:132人目の素数さん
15/06/14 13:12:03.19 SlAs+kqN.net
ピカール・ヴェッシオ理論とかいう理論だったかな。
その線型常微分方程式版のガロア理論は代数解析より前にあって、
それから、代数解析による�
719:Kロア理論が発展したんです。 ピカール・ヴェッシオ理論から、もう一方で微分代数も独自に発展したんです。 体だと、拡大体や中間体、部分体という用語はあるのに、 群だと、部分群はあっても、拡大群や中間群という用語はないのな。 環も同じ。あるのは部分環だけ。
720:132人目の素数さん
15/06/14 18:34:28.72 uP0bLdtV.net
スレ主さんはチンポデカいのか?
721:132人目の素数さん
15/06/14 19:49:59.49 GaRTV0pt.net
めっちゃでかいよ
722:132人目の素数さん
15/06/14 20:51:59.51 BQIgIIUL.net
チンポめっさ臭いッス
723:132人目の素数さん
15/06/14 20:59:39.92 FpHs03Lb.net
チンポは凸
724:132人目の素数さん
15/06/16 19:01:28.59 a1EkKwzR.net
ピカール・ヴェッシオに関するURLが週末に5つくらい貼られるんだろうな
725:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/20 06:42:58.04 w8s6oXPV.net
>>648
どうも。スレ主です。
ピカール・ヴェッシオか・・
googleで検索すると、現代数学の系譜11 ガロア理論を読む3 で2回出ている
100 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2012/04/17(火)は、私(スレ主)とは違うと思う。sageで書いているから
504 :現代数学の系譜11 ガロア理論を読む:2012/04/28(土)は、私です。梅村 浩先生のことを書いた記憶はあるし
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む3
スレリンク(math板:100番)
100 名前:132人目の素数さん[sage] 投稿日:2012/04/17(火) 05:44:00.05
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ガロア圏(Galois category)とは古典ガロア理論が展開される、いくつかの公理を満たす圏である。
その他の話題 [編集]知られているすべてのガロア理論がガロア圏の言葉で表現できるわけではない。微分体のガロア理論であるピカール・ヴェシオ理論はガロア圏上では展開できない。それらのためにグロタンディークによる淡中圏の理論が構成されている。
スレリンク(math板:504番)
504 :現代数学の系譜11 ガロア理論を読む:2012/04/28(土) 12:36:29.63
>>502
梅村 浩先生、なかなか面白いね
URLリンク(ja.wikipedia.org)
梅村 浩(うめむら ひろし 1944年 - )は、日本の数学者。理学博士(名古屋大学)。元名古屋大学大学院多元数理科学研究科教授。名古屋大学名誉教授。愛知県名古屋市出身。
専門は、代数幾何学で、微分方程式のガロア理論を研究。特に、パンルヴェ方程式の代数的構造を解明し、さらに、ガロア体のピカール・ヴェッシオ理論の代数幾何的基礎付けに成功したことで知られる。1998年、日本数学会代数学賞受賞。
(引用おわり)
726:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/20 06:55:03.33 w8s6oXPV.net
>>643
どうも。スレ主です。
ピカール・ヴェッシオ理論は、このスレでも何回か出た。初出は>>649みたいだね
>体だと、拡大体や中間体、部分体という用語はあるのに、
>群だと、部分群はあっても、拡大群や中間群という用語はないのな。
>環も同じ。あるのは部分環だけ。
確かに。ただ、環はよく知らないが、有限群論では拡大の概念はあったような記憶がある
中心拡大だったっけ?・・と、これかな?
URLリンク(ja.wikipedia.org)
抜粋
群の拡大
数学において、群の拡大(ぐん-の-かくだい、英: group extension)は、一般に特定の正規部分群と剰余群を使って群を記述することを意味する。Q および N をふたつの群とするとき、G が N による Q の拡大 (extension) であるとは短完全列
1→ N→ G→ Q→ 1
が存在することを言う。G が N による Q の拡大ならば G は群であり、N は G の正規部分群で剰余群 G/N は群 Q に同型となる。群の拡大は、Q と N が既知の群であるとき、群 G の性質を決定できるかという拡大の問題 (extension problem)の文脈で現れる。
部分群 N が群 G の中心に含まれるような拡大は、中心拡大 (central extension)と呼ばれる。
拡大問題
群 H に対してどのような群 G が H の拡大として得られるかという問いは拡大の問題と呼ばれ、19世紀の後半から深く研究がなされてきた。
研究の動機としては、有限群の組成列が部分群の列 {Ai} で各 Ai+1 が Ai のある単純群による拡大であることが考えられる。
有限単純群の分類により、有限単純群については完全に判っているので、拡大問題が解決されれば一般に任意の有限群の構成と分類についての十分な情報が得られるということになる。
拡大の分類
拡大問題を解決するというのは、H の K による拡大を全て分類すること、あるいはもっと実際的にいえば、そのような拡大全てをもっと判り易くて計算し易い数学的対象を使って表現することをいう。
一般に拡大問題は非常に困難な問題で、他に条件を付け加えてやらないと意味のある拡大の分類というものは殆ど得られない。
以下略
727:132人目の素数さん
15/06/20 07:36:35.00 FRrjgsd3.net
>>650
いや、私がいっていたのは、相対的な意味での用語のお話だよ。
拡大体や中間体というのは、有理数体QやQの拡大体Q(√2)、実数体Rを考えたとき、
包含関係はQ⊂Q(√2)⊂Rで、RやQ(√2)はQの拡大体、Q(√2)は体の拡大Q(√2)/Qの中間体というだろ。
このとき、RやQ(√2)は環や群でもあるから、RやQ(√2)はQの拡大群とか
Q(√2)は拡大Q(√2)/Qの中間群とかいっていい気がするんだよね。
そうやって、相対的な意味での用語を考えたら、例が既に存在する。
728:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/20 07:39:59.17 w8s6oXPV.net
旧スレが500KBオーバーに近づいたので、新スレ立てる
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む14
スレリンク(math板)
以下は基本新スレで
729:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/20 07:48:11.26 w8s6oXPV.net
>>651
どうも。スレ主です。
ID:SlAs+kqN さんですね
>いや、私がいっていたのは、相対的な意味での用語のお話だよ。
うん、分かってますよ。”拡大”は、分野を超えた数学一般の概念だから。単純に”中心拡大”を思い出しただけ。有限単純群の分類で、”中心”的役割を果たしたと
ただ、>>650の記事を見ると、拡大群という概念を作ることは難しいみたいです(well-definedにならない?)
730:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/06/20 07:49:05.48 w8s6oXPV.net
では、以下は新スレで
731:過去ログ ★
[過去ログ]
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています