15/05/07 14:33:05.13 1uRQ/Opw.net
>>356
(>>365の続き)
[第2段]:任意のx∈Rに対してf(x)=x・f(1)なることを示す。
(1)、x>0のときf(x)=x・f(1)なることを示す。
[小1段]:f(x)、x>0が連続であることを示す。点ε>0を任意に取る。
すると、有理数の稠密性から0<b<εなる有理数bが存在する。a>0なる有理直線Q上の点aでf(x)が連続とする。
hをa>h>0なる実変数とする。すると、x+h=x+a-(a-h)であり、f(x+h)=f(x+a)-f(a-h)である。
X=x+a、Y=a-hとおく。すると、X-Y=x+hであり、XはX>aなる実変数であって、
Yはa、hに対して定まるようなa>Y>0なる実変数である。実関数f(x)、x>0が点aで連続なることに着目すると、
実関数f(X)、X>aについてX→a+0のときf(X)→f(a)であり、実関数f(Y)、a>Y>0について
Y→a-0のときf(Y)→f(a)であって、2つの実関数f(X)、X>a、f(Y)、a>Y>0は両方共に点aで連続であるから、
bに対して或る正の実数δ(b)が定まって、|X-a|<δ(b)/2のとき|f(X)-f(a)|<b/2であり、
|Y-a|<δ(b)/2のとき|f(Y)-f(a)|<b/2である。ここで、|X-a|<δ(b)/2なる点X、|Y-a|<δ(b)/2なる点Yを
両方共に任意に取る。すると、X-a、a-Y<δ(b)/2から0<X-Y<δ(b)となる。また、|f(X)-f(a)|<b/2、
|f(Y)-f(a)|<b/2が両方共に成り立ち、Y=|f(X)-f(a)|+|f(Y)-f(a)|とおくと、Y<bであり、
3角不等式からY≧|f(X)-f(Y)|だから、|f(X)-f(Y)|<b。よって、|X-Y|<δ(b)、|f(X)-f(Y)|<b
が両方共に成り立つ。|X-a|<δ(b)/2なる点X、|Y-a|<δ(b)/2なる点Yは両方共に任意だから、
Xを条件|X-a|<δ(b)/2の下で、Yを条件|Y-a|<δ(b)/2の下で、両方共に同時に走らせれば、
|X-Y|<δ(b)のとき|f(X)-f(Y)|<bとなる。εに対して定まる正の実数δ(ε)を=δ(b)とすれば、
ε>bから、|X-Y|<δ(ε)のとき|f(X)-f(Y)|<εとなる。よって、実関数f(X)、X>aの(0,+∞)への
拡大f(X)、X>0、実関数f(Y)、a>Y>0の(0,+∞)への拡大f(Y)、Y>0について、
|X-Y|<δ(ε)のとき|f(X)-f(Y)|<εである。点ε>0は任意であるから、
εを条件ε>0の下で走らせれば、実関数f(x)、x>0は連続である。