現代数学の系譜11 ガロア理論を読む13at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む13 - 暇つぶし2ch141:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
15/04/18 06:08:27.82 LskGPWAB.net
>>134 つづき
一般にベキ根を入れ子にして、Qに有理数のベキ根を付け加えた体、にさらにその体の数のベキ根を付け加えた体、にさらに・・、、ということを有限回繰り返して作られる体Fをベキ根拡大体といいます。
拡大がベキ根拡大であるという性質は、体F(の共役元を全て含むガロア閉包F')の自己同型の様子に現れていて、Gal(F'/Q)が可解群(可換群による拡大を繰り返して出来る比較的簡単な群)であるということに同値になります。
n次方程式の根をn個とも全て含むような体(共役元を全て含むのでガロア拡大体になります)は、最も複雑な場合、拡大のガロア群がn次の対称群(位数n!の大きな群)になりますが、
4次以下の対称群は可解群になることが分かっているので、4次までの方程式にはベキ根を入れ子にした解の表示があるのです。
一方、5次以上の対称群は可解でないことも分かっているので、ベキ根を組み合わせた解の表示は一般にはできません。
(引用おわり)
余談だが、日本語ではほとんど情報がないと書いた直後に日本語情報だが
日本語情報では初等的な話しか


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