15/02/15 20:33:10.55 wOLNHI5U.net
>>23 続き
で、501を使って、「一般性を失わずc0≠c1かつ1<|c0|<|c1|とする(|c0|、|c1|などは複素数の絶対値を表す記号)」として
絶対値で1を超える複素数から成る部分群の族と、絶対値で1を超える複素数から成る複素平面との全単射を構成した(引用下記)
スレリンク(math板:508番)
508 :132人目の素数さん:2015/02/01(日) 20:32:19.43 ID:3tUKswY5
証明には、c0とc1が、代数的に無関係である(もっと言えばべき乗での関係が付かない)という二つの数の間の関係がポイントだから
1.なので、こうしよう。一般性を失わずc0≠c1かつ1<|c0|<|c1|とする(|c0|、|c1|などは複素数の絶対値を表す記号)
2.c1から生成される任意の元 (c1)^n (c1のn乗でnは任意の整数) に対し、容易に分かるように|(c1)^n|≦1(nが負または0のとき)または|c0|<|(c1)^n|(nが正のとき)
3.従って、c0 ∉ G1 が言えるので、c0≠c1 かつ 1<|c0|<|c1| のとき G0≠G1 が言える
4.よって、1<|c|である任意の複素数cから生成される部分群Bを考えると、複素数C→部分群Bの単射が定義できる。
5.つまり、1<|c|である任意の複素数cから生成される部分群Bを要素とする集合をB’とすると、B’は複素平面1<|c|の部分と同じく非可算無限集合である
6.そこで複素平面Cの乗法群C^{×}=C-{0}の正規部分群の集合をUとすると、明らかにB’⊂Uであるから、Uは非可算無限集合である
7.なお、乗法は可換でアーベルだから、部分群が即正規部分群であることは先に述べた通り
8.また、複素平面 1<|c| の部分が非可算無限集合であることを証明していないが、それは集合論にゆずる
(c0から構成される乗法群の詳細は>>501に記した通り)