現代数学の系譜11 ガロア理論を読む12at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む12
- 暇つぶし2ch239:b、c∈T(θ)を任意に取る。すると、|a|=|b|=|c|=1<2から、 a、b、cの各主値Log(a)、Log(b)、Log(c)が定義されるから、a、b、cに対して 或るm_1、m_2、m_3∈Zが存在して、a=e^{i(m_1θ)π}、b=e^{i(m_2θ)π}、c=e^{i(m_3θ)π} となる。よって、A={a、b、c}とおくと、A⊂C^{×}であり、加法定理から、任意のx、y∈Aには 通常の乗法・:A×A∋(a,b)→a・b=ab∈T(θ)の演算が定義され、任意のa、b、c∈Aに対して (1):結合則(ab)c=a(bc)が成り立ち、(2):e^0=1∈T(θ)であり、a1=1a=aである。 更に、偏角の不定性に注意してm_1θ∈[0,2π)とすれば、 a^{-1}=(e^{i(m_1θ)π})^{-1}=e^{-i(m_1θ)π}だから、 同様に加法定理から、aa^{-1}=a^{-1}a=1 である。T(θ)の元a、b、cは任意だから、 a、b、cをT(θ)上で走らせると、確かにT(θ)には通常の乗法 ・:T(θ)×T(θ)∋(a,b)→a・b=ab∈T(θ)の二項演算が定義され、 T(θ)は乗法・について実数1を単位元とするような群である。つまり、T(θ)は乗法群であり、 満たすべき条件を満たす。任意のa、b∈T(θ)に対して、加法定理からab=baだから、 T(θ)は可換乗法群である。今、C^{×}の正規部分群が非可算無限個存在することを示す。
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